ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

いのちをかけた 辺見 庸(へんみ よう)講演会

2006-06-25 | Weblog
土曜の夜、もう機会がないかもしれないと思っていた作家 辺見 庸さんの講演を聞くことができました。

京都の市民が2004年4月開催予定であった講演会が、辺見さんが病に倒れられて中止を余儀なくされて2年余り、辺見さんの約束を果たしたいという強い意思により開かれたものです。

大阪・中之島公会堂は2階まで満員。3階のホールの大きなモニターで、その姿をしっかり見届け、魂から語る言葉を一言も漏らさないという思いで聴きました。

イラク派兵、憲法改悪の動き、反人間的な時代への私たちの立場を迫るものでした。
侵略下の中国での日本軍医による生体実験をあげ、直接生体解剖にかかわらなくても、震える中国人の背中を押す行為をした看護師と同じ立場に、私たちが立つのか、その被験者である中国人を助ける側に立つのかをつきつけられているのだと。

憲法改悪に対しては、組織というのではなく、最小限度の単位である、「ひとり」でも、抵抗する姿勢を持とう。そして憲法を語るだけではなく、小指から一滴の血を流すごとく、体を張って行動をしようと、訴えかけられました。

権力に追従し批判しないマスメディアを「糞ハエ」と痛烈に批判し、
憲法改悪に対しては、魂の芯から語っていかなければならない、
自分は這ってでも改悪をさせない、と
といつ倒れるかもしれないという過酷な身体の状況で、2時間以上の講演を果たされました。

今日話したことを持ち帰って、それぞれが考えて欲しいと言われた、辺見さんの言葉をかみ締めたのでした。


お知らせ 
26日(月曜日)10時より町議会建設水道常任委員会が開催されます。
公共下水道特別会計予算の審議です。傍聴にお越し下さい。

21.22日開催された本会議の報告は後日行います。

写真は同じ日植物調査で桜井田んぼで見たコオニタビラコ<万葉の花 ホトケノザ>

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