米田哲也、梶本隆夫共に、地味な存在と言われていますが、梶本隆夫はかなり派手な記録も残しています。昭和32年には、今も後に記録した土橋正幸と共に記録となる9連続奪三振を達成していますが、相手投手の皆川睦雄に始まり、同じく皆川睦雄で終わっています。もう少し欲を出していれば10連続三振は狙えた様に思えます。又昭和29年には1イニング3者連続3球三振も記録しています。後にテレビ番組プロ野球列伝でも話していましたが、当時三振を狙えば、かなりの確率で可能だったと、彼らしくなく豪語していました。本当に当時の彼の奪三振率は非常に高く、パリーグの奪三振王と言っても良かったのでしょう。一方米田哲也には、彼を語る時に、この試合だけは外せない試合というものが、どう探しても見当たりません。例えば稲尾和久、杉浦忠の日本シリーズでの驚異的な連投による勝利、又金田正一の、当時新人の長嶋茂雄から奪った4連続三振、デビュー戦での尾崎行雄の語り継がれる豪速球、日本シリーズ、薄暮ゲームでの山口高志の豪速球の様な話題は全くありません。従って実績的にはもの凄すぎる彼ですが、ある意味記者にとっては、本当に記事にしずらい投手ではないかと推測します。
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それなら9人ではなく10人になってるはずなのですが?
現在オールスターは指名打者制ですがそれを廃止しても不滅の記録でしょう、 このような記録をとりあげないのは、不人気球団に在籍していたためでしょう、マスコミの態度に怒りすら感じます。