3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

東尾修(1)

2009-11-21 21:10:27 | Weblog
1969年から1988年迄、西鉄、太平洋、クラウン、西武ライオンズとチーム名は変れど、同一球団に在籍した右腕投手です。高校野球は殆ど見ない為、初めて彼を見たのは多分入団1年目か2年目かと思いますが、まさかこの投手が250勝以上を挙げる投手になるとは、全く想像すら出来ませんでした。非常に整った綺麗な投球フォームのスリークォーターから、強気の投球が印象的でした。若い頃の投球フォームには躍動感は感じられるものの、悲しいかなその球速には将来性を感じさせるものはありませんでした。彼のデビュー時にはスピードガンはありませんでしたが、多分最も速くても145km未満ではなかったかと思います。現在250勝以上を挙げた投手は10人いますが、全く見た事のないスタルヒン、晩年しか見ていない別称毅彦を除いても、間違いなくその投手の内で、最も球の遅い投手と言えるでしょう。更に200勝以上の投手に枠を広げて見ても、見た事のない投手を除き皆川睦雄、山本昌弘と共に最も球の遅い投手の部類に間違いなく入る投手だったかと思います。


通算成績   697試合   251勝247敗   防御率   3.50    1684奪三振

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2 コメント

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Unknown (F)
2012-02-09 21:43:39
西鉄最後の年に東尾の勝ち数とチームの勝ち数が同じという時期がありました。その頃ラジオの解説者が、この投手は同僚の河原、柳田と比較して球威はないが根性が座っていると称したのが記憶に残っています。河原投手はかつての私の上司の同級生とのことで素質は東尾より上だと言っていました。野村さんは野球選手は素質が8割と言っていましたが、管理人さんはどうお考えでしょうか?
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河原明投手 (toughness3388)
2012-02-10 13:53:49
野村氏の仰る通り、素質の占める割合はかなり高いものと思います。速い球を投げる、遠くへ投げる、速く走るは、特に素質に負うものが多いと思います。河原投手、以前このブログで触れましたが、私には素質は感じられませんでした。柳田投手のバネに恵まれた投球には驚かされた事は今でもよく覚えています。
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