中村勝広の所属チームの阪神タイガースは、当時セリーグで最も注目していた球団であり出来るだけ観ていたのですが、前回も触れました様に、どうしても彼の特色がもう一つ思い出せません。打撃に関してですが、年度毎の最高打率は0.280、レギュラークラスの出場数の場合最低で0.231、通算打率が0.246とある意味もの凄い数字を挙げる事もない代わり、もの凄く落ち込む事もない数字という感じがします。脇を締めている感じの打法に見えましたが、スイング自体は決して速くはなく、又パワーにも優れてはいませんでした。二塁の守備では当時の日本記録の守備率をマークしていましたが、よく言えば堅実な守り、悪く言えば無理をしない守備とも言え、彼からは所謂身体能力の高さを感じた事はありませんでした。脚力に関しても、平均点前後位のレベルだった様な記憶があります。同チームの個性豊かな田淵幸一、江夏豊とは対極の位置にあったのが中村勝広だった様な気がします。
通算成績 939試合 648安打 打率0.246 78本塁打 219打点
通算成績 939試合 648安打 打率0.246 78本塁打 219打点
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます