1991年から、一軍登板なしの1996,1998年を除き2000年まで、ヤクルトスワローズで活躍した右腕投手です。ペナント終盤戦や日本シリーズでの大活躍もあり、その残した実績以上に、特にヤクルトファンには忘れられない投手と言っていいかと思います。公称186cmの長身、オーバースローに近い位置からの投球フォーム、脚も胸の辺りまで高く引き上げ、体全体にもバネを感じさせるものでしたが、右腕の位置が見易く、又比較的打者に正対するフォーム、球の伸び,切れはあるものの、軽い球質、必ずしも速球投手の範疇には入らない球速等もあり、どうしても迫力不足を感じざるを得ませんでした。長く一線級投手としてやっていくには、線の細さを感じました。変化球もそれなりにありましたが、ストレートも含め、決め球となる球種はなかったと思います。タイプ的には主にロッテオリオンズで大活躍した成田文男投手が近いかと思いますが、彼の様な球速や決め球を持っていなかった事が、実績の大きな差につながっていると思います。
通算成績 175試合 53勝39敗 防御率 3.51 472奪三振
通算成績 175試合 53勝39敗 防御率 3.51 472奪三振
ストレート、驚異的なスライダーなど共通点を感じます。