三井雅晴の美しい投球フォームより投じられる球は、本当に速く、切れも凄く、且つ重みも感じられるものでした。しかし山口高志の全身をフルに使いながらも、ぎこちないフォームより投じられる球の様な、えげつなさや制球の不安はなく、打者としては打席に立ち易かったかと思います。又同期入団の鈴木孝政投手と比較すると、投手としてのスケールでは三井雅晴の方が優れていると思いますが、鈴木孝政の、物凄く撓る肘を利しての、軽いながらも浮き上がってくるという球質ではありませんでした。しかし鈴木孝政の異常に撓る肘は,諸刃の剣であり、かっての広島カープのエース大石清や、後の伊藤智仁同様、本当の意味での全盛期は短かったかと思います。三井雅晴の投球フォームは全く大きな欠点はなく、かなり長い年月、エースクラスとして活躍し続けるものと思っていましたが、肘を痛め、活躍したと言えるのは入団後3年間のみといっていいかと思います。数字上追っていくと、物凄く酷使されたと言う訳ではなく、何故彼が肘を痛め、短命に終わったか、物凄く寂しく思うと同時に、未だにその原因を追究したくも思うものです。
通算成績 140試合 29勝28敗 22セーブ 防御率 3.50 382奪三振
通算成績 140試合 29勝28敗 22セーブ 防御率 3.50 382奪三振
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