澤村拓一

ドラフト一位で中央大学から読売ジャイアンツに入団した右腕投手です。公称184cm,90kgの堂々たる体格から、最速157kmと言われるストレートを武器とする本格派投手です。この投手は、久し振りに現れた大化けすれば、物凄い投手に育つ素質を持っていると思います。先ずは球の速さですが、クルーンの退団した今、あまり速い投手のいない読売ジャイアンツでは、一番速い投手と言っていいでしょう。速さ以上に素晴らしいのが、彼の投じる球の迫力、凄味、重さではないでしょうか？他の投手を圧倒する様なものがあると思います。素晴らしい腰のタメを利して、オーバースローから投げ込む彼の投球フォームは、非常に豪快であり、正にこれぞ本格派投手といった感じでしょう。同世代の楽天イーグルスの田中将大をも、豪快さ、球威では上回っているかと思います。その球威を見る限り豪速球投手と言う表現が一番似合うと言っていいのでしょう。
比較的最近の投手では、ロッテオリオンズ時代の伊良部秀輝投手を訪仏させるものです。しかしコントロール、変化球、精神面、起用のされ方等他の要素もあり、絶対に大成出来るとは限りませんが、本当に大きな期待を抱かせる投手と言っていいのでしょう。