以前にもこのブログで少し触れましたが、バートロコロンを初めて見たのは1999年です。その試合で彼は試合の中盤以降、度々100マイル以上を記録し、確かその試合での最速は101マイルを記録していたと記憶しています。100マイルの球速表示をテレビの画面で見たのは、私にとっては初めてであり、その球速表示のせいも多少はあるかも知れませんが、彼の凄まじいまでの球の速さには本当に圧倒されたものでした。前の年1998年、ニュースの映像で当時新人投手、ケリーウッドの20奪三振の試合を見た時も、その速さに物凄く驚かされましたが、その上を行く速さの球を投げていたのが当時のバートロコロンだったと思います。当時の彼の体型は、後に113kgと公称されるよりは、多分10kg以上少なかったかと思いますが、肩幅が広く、胸板も厚く、如何にも豪速球を投げそうな体格でした。地肩が並はずれて強いのでしょうか?彼の投球フォームは、腕の後方への引きが物凄く少なく、腕を担ぐ様な感じのオーバースローでした。決して人に勧められたり、真似すべきフォームとは言えないものでした。しかし投じられる球は、恐ろしく速く、更に重く、正しく豪速球という表現がぴったりくるものでした。