久し振りに大打者張本勲に就いて触れます。今回は、シアトルにイチローの応援に行き、彼らしくない低姿勢に終始したスタイルを貫くという、意外な一面を見せてもくれました。あくまでも日本記録は張本自身の持つ3085安打であり、イチローの記録は参考であるという持論の展開を期待していたのですが、残念なのかどうか、最後までその言葉を発してはくれませんでした。何回か前のブログでも触れましたが、この件に関しては彼の発言は妥当だと思います。昨日のサンデーモーニングでイチローと張本勲の記録を紹介していましたが、改めて張本勲の素晴らしさが解った点があります。その一つは被三振率の低さです。通算で11.9打数に1回と、日米合算のイチローをもかなり凌いでいます。張本勲を凌ぐ選手はいるのですが、通算打率0.319,504本塁打と打率、長打力共に優れた選手でこれだけ三振の少ない選手は彼以外に有り得ません。通算500本塁打以上の打者は彼を除き全て1000三振以上を喫しており、彼の被三振率は群を抜いて低いものです。