totoroの小道

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フィールドワーク

2008-10-07 05:25:14 | 理科

6年理科 土地の作りと変化

前回までの授業で、流れる水の働きによって土砂が主に水の中で堆積し、そのまま隆起した物もあるし、圧縮されて岩や石に変化した物もあることを学びました。

今回は、フィールドワークです。実際にその、砂岩や、泥岩を探してみようと思うのです。本当は、二俣川までおりて河原で探したいと思います。しかし、私は出入りの理科担当なので45分で一応授業を完結させなければなりません。

そこで、桜井先生に学校の中の石で、それが可能かどうかお聞きしておきました。

すると、会議室前の砂利はおそらく二俣川の石だから、ここで探せばいいよ。二俣川の上流の石は、主に砂岩で、石灰岩もあるよ。ただ、礫岩は、あまり含まれていないなあと言うお話でした。

箱を用意し、そうだと思う石を「泥岩」「砂岩」「礫岩」「チャート」の中に入れるように。と指示しました。しかし、あっという間に私は囲まれます。

「これ、砂岩だと思うけど、合ってる?」

砂岩ぐらいなら、私でも分かります。
また、花崗岩など明らかに火成岩だと思われる物も分かります。

しかし、それ以外はよく分かりません。
「これ、なんて言う石?」
なんて突然言われて考えます。
堆積岩じゃないよなあ。火成岩か、それとも変成岩か....

多かったのは、やはり石灰岩と、赤いチャートです。

泥岩は少なかったし、礫岩だと分かるものは数えるほどしか見つかりませんでした。

1時間、ただただ石を見続けたのですが、案外楽しかったようです。石や地層に興味を持ち始めたからでしょうか?

最後に理科室に戻ってまとめます。その中で意外と「赤いチャート」が多いことが分かりました。そこで、静岡県の絵をかき、その一番上にある大きな山脈の名前を聞いてみました。

「ここにある、大きな山脈の名前を去年習ったと思うんだけど、だれか覚えてる?」

「アルプス?」
「あっ、そうだ、赤石山脈だ!」

「そうです。その赤石の名の由来が、この赤いチャートです。長野県の天竜川の支流の遠山川のそのまた支流で、真っ赤な石だらけの河原を見たことがありますよ。」
と話して授業を終えました。






 

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