totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

独り立ちしなさい

2014-06-27 00:15:04 | 歌・音楽

3年生 音楽 茶摘み

教えているわけではないけれど、子どもたちの声に少しずつファルセットが混ざってきている。
口を大きく開けることにも抵抗感がなくなってきている。

ここから、少しずつ本当の歌にもっていく時期にさしかかっている。
そのためには、
全員で歌うのではなく、「一人で歌える」気持ちの強さがほしいと思う。

みんなと歌えば、周りの声を聞いて安心して声を出せる。
音程もなんとなくとれる。
はずかしさも感じない。
自分の歌がすごく上手になったように響いて聞こえる。
気持ちよく歌える。

歌は、こうした自分が気持ちよく歌うことが基本だが、
芸術である以上
聞き手に聞いてもらう
聞かせる歌い方も、また基本だ。

そのためには
一人で歌えなければならない。

それまで、あんなに口を大きく開けて歌えていた子どもたちが
一人で歌うととたんに口を開けなくなる。
音程がとれなくなり、不安になって声も小さくなる。

それでも、音痴でも何でも
一人でしっかりと息を吸い
声を出して歌わせたい。
それを通り越すと、自然ともう一度音程がとれるようになる。

一人ずつ歌わせる。

声が小さくなる。
口が開かなくなる。

その気持ちが分からなくもない。
でも妥協しない。

そういうときは、
「もっとできるはずです。」
「力を出し切りなさい。」
「もう一度やり直しです。」
と何度もやり直す。

やらねば通らないと悟ったとき
本当のすてきな素顔が出てくる。
独り立ちした、一人の人間として
ほんのワンフレーズでも歌いきったあとは
少し落ち着いた大人に近づいた顔になる。

 

44回 7月12日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第2会議室
45回 9月6日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第2会議室

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3 コメント

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一人ひとりを強くする (Mrヒデ)
2014-06-28 09:58:43
 学校は集団の教育によって、一人ひとりを育てるというよさがある。
 最終的には一人ひとりを育てることである。しかし、集団の教育により、その一人ひとりが集団の中に埋没されてしまい一人ひとりに指導が行き渡らないことが多い。
 今回の試みは、一人ひとりを強くすることであり、とてもよいことだと思う。
 その強い一人ひとりが集団になればもっと凄い力が発揮できるであろう。これは、音楽に限ったことではない。
 子どもたちの独唱の様子が動画にあるが、子どもも教師も大変である。よく頑張っている。
 先生の子どもへの励ましの言葉がとてもよい。
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Mrヒデさん ありがとうございます。 (totoro)
2014-06-29 05:25:55
ざわついていたクラスが、時折、しっくりとした雰囲気になることが増えてきました。学級をまとめるのに時間がかかりました。やっと、ここからいろいろはじまっていきそうです。
返信する
先生に励まされ (こうた)
2014-06-29 10:41:54
以前のコメントで、コウタさんに励まされたと書いてありましたが、励まされたのは私の方であり、この動画をはじめて見た頃に、2、3年前です。児童に音楽を指導するようになりました。先生の動画をたよりにして、2年少し経ち感謝しています。しかし、合唱コンクールでは中々結果出せず、
来年3月で指導辞め、教員でもないのに音楽を教えようと
思います。また、動画見せてください。そして、先生からの
子供に対してもっと励ましの言葉かけてあげてください。
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