totoroの小道

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手紙をもらうのは嬉しいもの

2008-09-18 06:05:05 | 子ども達の様子

いくつになっても、手紙をもらうのは嬉しいものです。1学期の終わりに、こんな手紙をたくさんいただきました。

今年は、いろいろな学年に出入りでおじゃましています。そのなかでも一番たくさん係わっているのは6年生です。担任の先生が、忙しい時間の中で書かせてくださったのです。

ほんの一部ですが、こんな様子です。きっと子ども達も私にずいぶん気を遣って書いてくれているのでしょうから、全てその通りに受け取るわけにはいかないと思います。

でもこれらを読んでいくと、彼等の気持ちの中が見えてきます。

つまり、「充実した授業をお願いしたい」「分かるように教えてほしい」「テストでいい点が取れるように支援してほしい」「その結果学校や勉強を好きになりたい」「その結果親に認められたい」

確かに時間もなく、なかなか教材研究もできませんが、でもその声に答えていかなければいけないなあと思います。

そこで、2学期の最初の理科「土地の作りと変化」では、まず、学校の周りの地層を調べ、次に課題作りのための実験をし、子ども達がそれをもとに課題を作って、実験により解決していこうと思います。

毎時間の課題解決学習でなく、単元を通していくつのかの課題を持ち、それを解決していこうと考えています。自分たちの疑問を解決していけば楽しいのではないかと思うのです。

そこで、前回は塩を使って、模擬地層を作ってみました。これは、きれいだし楽しく作れるので喜んで作りました。そして、このときの疑問をもとに、次の5つの課題ができました。(たくさんで課題が話し合いで5つに絞られました。)




この5つは実は互いに関連していて、一つが分かってくれば他の課題も解決していくのですが、まだ地層をよく分からない子ども達にとっては別の課題だと感じるようです。

まずは、5の「違う種類の土はそれぞれどこから来るのか?」を扱いたいと希望しています。

これは、ペットボトルに角砂糖を入れ、振ることで、岩(角砂糖)が細かくなって砂になることを理解してもらおうと思います。また、さらにそれをジューサーで細かく(粉糖のようになるといいけど)粉にして、これが「粘土」ですと紹介しようとおもいます。つまり、もともとは同じところにある岩や石だったことを理解してもらおうと思います。

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2 コメント

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いつでも教師が出発点になるのです (Mrヒデ)
2008-09-18 12:12:56
 よい授業は、いつでも教師が出発点になるのです。子どもの出方を待っていてはできません。教師が仕掛けるしかありません。そのことによって、はじめて授業は楽しいものになり、素晴らしいもになるのです。子どもたちの手紙はそのことを実証しています。だから教師はまた頑張ろうとし、夏休みでも地層の観察に出掛けたり、算数の教材を研究をしたりするのです。2学期が楽しみにもなります。
 そして、再び子どもたちが喜ぶ授業をし、子どもたちや保護者から信頼されていく、そういうものなのです。だから、いつでも教師からの出発になるのです。酒井先生の文や子どもたちの手紙はそんなことを教えてくれています。
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信頼 (totoro)
2008-09-20 09:43:39
信頼される教師でありたいものです。子供にも、親にも、仲間にも、上司にも、地域からも。しかし、その全てを満たすことは難しいものだなと感じます。
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