カレーライス その3 なぜカレーライスを作ったのか
T:機能の続きからだね。T:問題は?S:なぜカレーライスを作ったのか。T:クラスの答えは?S:➀お父さんはカレーを食べると元気になるT:根拠になる分は?S:答えは、今度も、考えるより先に出た。S:考えずに、「カレー」って出た。T:答えは、/今度も/考える/より先に/出た。S:もが気になる。S:今までもあった。S:➀何か作るよ。ぼく作れるから。 . . . 本文を読む
カレーライス その2 変だ・おかしいを考えよう
昨日わずかな時間でしたが、「変なところ」さがしをしました。しかし、このクラスになってまだ本格的に物語読みをしていないので、昨年受け持った子供たちを除いては、いまいち「矛盾点」をうまくみつけることができませんでした。
そこで、矛盾点をみつけることの良さを、知ってもらうために、試しに「矛盾点」がみつかることで、楽しい授業になることを体験させてみ . . . 本文を読む
カレーライス その1 変だ・おかしいをさがそう
5年生の教科書には、今までは読み応えのある物語教材がたくさんありました。しかし、指導要領が変わり、昨年の教科書改訂を経て、長年読み継がれてきた名作が消えました。
このカレーライスは、もともと6年生の教科書に掲載されていた物語です。主人公のひろしも6年生です。それがどうして5年の教科書に降りてきたのかちょっと違和感を感じます。
もともと、6年生 . . . 本文を読む
T:昨日はだいぶ主題が分かってきたね。T:今日はさらに主題に迫ろう。S:主題を考えるには、やっぱり「題名」を考えなければいけないね。
S:わらぐつの中の神様S:わらぐつって分かるけれど、神様って何だろう?
S:私は国語辞典で神様を調べたんだけど「人の知識にはない不思議な力のある存在」って載っているよ。S:私の時点には「人間にはない知識や大きな力をもつ」ってあるよ。①人の知識にはない不思議な力の . . . 本文を読む
6年生を送る会の準備や、そろそろ卒業式の練習なども入ってきて忙しい時期だった。他のクラスの進度とあまり送れるわけにはいかないので、十分に時間を取るわけにも行かなかった。また、以前のように「この解釈まで引き上げねばならない」という指導をすると、私の指導力では子供たちは悲しい思いをする。
そこで、限られた中で最大限に時間をとり、子供たちが納得して楽しく学ぶ、そして国語らしく言葉から読み取っていく指導 . . . 本文を読む
いよいよ、わらぐつの中の神様もクライマックス。おみつさんと、若い大工さんが結ばれる場面。
めあては、「なぜ若い大工さんを偉い人と感じたか」だ。子供たちが疑問に思ったことは、わら靴の良さを分かってくれたことは分かる。でも、それなら「ありがたい」とか「うれしいとか」感じるはずだ。それを、普通は「偉い人」感じるには、何かあると感じたのだ。
普通、えらいって、総理大臣とか...とつぶやいた子の意見が取 . . . 本文を読む
本時は、おみつさんと大工さんの出会いの場面をあつかう。子供たちがおかしいと思ったのは、「なぜ大工さんが拝む対象なのか」ということ。お客なのだから、ありがたいと思うのは当然だが、お客を拝む対象とするのにはこだわりがあった。
そこで、本時のめあては「えらくない若い大工さんをなぜ拝みたいのだろう」となった。(この課題は、1週間前に皆で話合って決めた。)しかし、この1週間、わらぐつの中の神様を何度も読み . . . 本文を読む
おみつさんが、不格好なわらぐつを編み上げ、売りに出る場面めあては「なぜ笑われたのに元気に出て行ったのか?」
まず、みんなでこの部分を、音読します。S:そんなわらぐつってどんなわらぐつ?S:いかにも変な格好S:右と左とで大きさがちがうS:首をかしげたように足首のところが曲がっているS:そこがでこぼこしていて、グラグラする。S:ここまでが悪いところ。
S:いいところもあるね。S:上からつま先ま . . . 本文を読む
いよいよ、わら靴の中の神様の読み取りに入ります。
まずは、「おみつさんの紹介とおみつさんと雪下駄の出会い」までを学びます。課題は「おみつさんは何をいおうとしたのだろう?」です。
まだ、読み取りの時間目なので、いろいろ読み取りの手段を教えながらゆっくり取り組みました。そこで、この課題には2時間をかけました。
まず、今日学ぶ範囲を音読します。(男女の○読みで読みました。)T: . . . 本文を読む
本時では、学習課題を決めていく。次のような進め方で行った。(全員の変だ・おかしいをあつかうと、1時間では決まらないので。)
1 前時に、それぞれが作った学習課題をまず、グループで紹介し合い、グループの中での一番の問題点を話し合った。
2 グループから提案された各段落の学習課題を全員で話し合いしぼっていった。
次回予定
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T:おみつさんを主人公として学ぶことが分かりました。T:作者は、主人公の成長や変化を通して、主題を表現します。普通に日常生活をしていたら変化や成長はしません。T:そこで作者は、主題へせまる伏線として、「大事な部分」はさりげなく、普通ならあり得ない言動を意図的に使います。T:その「変だ・おかしい」を「さらっ」と読み飛ばさず、じっくり読んでいくことで、主人公の変化や成長を学ぶことができます。
T:こ . . . 本文を読む
昨日に続いて、主人公調べです。
物語は、事件を通して主人公が変化します。作者は、その変化を通して主題を訴えます。ですから主人公は大事です。
めあては、昨日に引き続いて、「まさえの変化を読み取ろう。」です
まずは、黒板を使って、昨日勉強した、1の段落の「まさえ」の気持ちをまとめます。本時は3の段落を扱うつもりでしたが、この時点で3の場面の「まさえ」の気持ちを子どもたちがどん . . . 本文を読む
いよいよ、今日から本格的に「わら靴の中の神様」の学習を始めます。
最初にこう話しました。「物語というのは、作者が主人公の成長を通して主題を伝えるものなのです。」「だから、主人公がだれか?はとても大事なことです。」「その主人公が、どんな事件(経験)を通して、どう変化するか。を探ることで主題が見えてきます。」
子どもたちは、じゃあ、主人公はだれだろうという話し合いになりました。
ほとんどの子ども . . . 本文を読む
わら靴の中の神様 1時間目
みんなでまず、音読。これだけで25分ぐらい。あと、20分。初発の感想もいいのだが、多分始めて読んだ子も多い。それほど内容のある感想は書けないだろう。それより、話し合いをしながら、内容を理解する時間を作っていくことの方がよいだろう。
こういった場合、まず「題名」から問題を作ってイメージを固めていくのがよい。
わら靴って何?まず、国語辞典でそれぞれ調べる。わらで . . . 本文を読む
教科書の例に従って、「すいせん」のしかたを実践してみます。子どもたちの思考とかけ離れた「すいせん」をしても、真剣には考えません。
そこで、ちょうど来週予定されている「就学児童の体験入学」の時の、就学児童との交流の内容について推薦し合うことにしました。これなら、自分たちのこととして、真剣に提案し、聞き合い、話し合うことができそうです。
まず、「すいせん」しあうに当たっての、「目的」と「条件 . . . 本文を読む