トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「オオアオイトトンボ、こんなだったっけ…!?

2020-06-23 | 小父のお隣さん
 足元から飛び立って眼前の小枝に止まったオオアオイトトンボ。この時期、キイトトンボやオオアオイトトンボ、それより小さい名前が判らぬイトトンボなどの羽化が盛んだ。水辺周辺の刈り払いはしていないので水見回りで歩くたびにイトトンボを追い出している感覚になる。かようなほど近年はイトトンボ類が増えた。

 羽化して初飛行するばかりのキイトトンボやオオアオイトトンボの区別は出来ない小生であるが「増えた」実感だけで満足でそれ以上の欲求は無いのだ。そのため観察の質が落ちるのは必然だろうが、写真のオオアオイトトンボに感じたのは「オオアオイトトンボって、腹部の上下でツートンカラーだったか?」という事だ。見ているようで観ていないせいなのか、稀なやつなのかわかるはずもない小生なのだがストレスにはなっていない。

 S先生に写真を持ち出して問うてみたら「普通ですよ」の単純明快な返答。小生、10年以上も姿を見てきたが知らなかった。我がフイールド「見ても見えず、聞こえても聞こえず」の世界なのだったが、あの三猿、いいえ二猿ほどの畜生道には入っていない。まあ、猿でなくてイノシシやアライグマ、ヌートリヤかハクビシン等々、特定害来超獣が増えた霞が関や永田などの谷地は生息するに快適なんだろうな。
 フイールドのトンボやカエルなどは「保護法下」にはないものの、かの特定害来超獣はお手盛りで何重にも守られているのだ。住みよいはずである・・・。

「えひめAI」仕立てのぬか漬け

2020-06-23 | 何よりの楽しみ
 水代わりに「えひめAI」熟成液を加えて練り上げた糠床、捨て漬けしている間にニンニクと昆布も加え本漬けに入った。漬けるものに目新しさは無いものの青リンゴだけは「漬けてみたかった」のだ。摘果青リンゴ、今までピクルスや砂糖煮などを試みたものの「食べる価値無し」の出来上がりで、捲土重来「ぬか漬け」で「もったいない」を解消したかった。貧乏が身についている。

 結果は惨敗、モソモソとした食感で風味のかけらも無く躊躇することなく却下処分になった。もうこれで「摘果青リンゴ」に関心を持つことは無いだろう。あの歌詞「青いリンゴを抱きしめても・・・」なんて風情は歌の世界だけだったのだ。
 定番のキュウリ、アスパラ、ニンジンなどを試食したが特段の変りも無く、「えひめAI」で仕立てた意味合いが「判らない」の結果が偏向しない評価と言えるだろう。
 今回から糠床の撹拌にシャモジを使っている。これがなんとも使い勝手が良くて毎日の掻きまわしが苦にならない。ただ樹脂製のシャモジは突起が多いので使用中に付着し拭いきれずに洗ってしまう結果、糠床の消失を早めてしまいそうだ。木製か竹製の専用シャモジを用意しなくてはならない。

 このぬか漬けの摂取の結果かどうか断言しかねるけれど毎朝の便性が柔らかくなっているが、そうだとしても不都合は全くないし、着座してイッポオーンは頭部に「いっぽおーん!」よりは断じて良い!。
 そんなことから新たなムラムラ妄想が始まった。用途が思いつかない「レモン糀」一瓶投入、二枚貝投与用の豆乳ヨーグルトの追加、さらには乳酸菌の食料「オリゴ糖」の投入などである。
 オリゴ糖だけは購入しなければならずスーパーで見ていたのだが1kgは不要で、以前、コーヒーにオリゴ糖を加えて飲んでいたところ思わぬ体重増加を見てしまったから迷っている。まあ、木久扇師匠に同じく徘徊彷徨は自然である。

 で、結局はオリゴ糖を購入し大匙2杯投入、レモン糀と豆乳ヨーグルトも同じく2杯投入した。量的には多くは無いけれどまったくの糠だけで熟成させた糠床とは「異なるX」を期待したい。と言うより「食べ物での遊び」か。ご先祖様に叱られる・・・。

ベルガモットのウオッカ漬け

2020-06-22 | 何よりの楽しみ
 いわゆるハーブチンキなのだが、庭の株が咲きそろったのを見て作ってみる事にした。それと言うのもウオッカの前回使用した残りが1カップほどあるのだ。日本酒と異なり調味料としては使えず飲酒もしないから床下に放置したままだった。モナルダとも言うベルガモットも「ハーブ」として扱われる時があるし全草少なからず香りがある。花は少々くたびれてしまったが、どうせ残り物のウオッカの処理である。作ってみて結果はどうでもよいのだった。

 花弁だけむしり取り貯蔵瓶で抽出する。毎日揺すって抽出を促し二週間後には終了する試みだ。瓶に花弁を入れウオッカを注いだ時はウオッカの水位が見えた。しかしシェークしたら花弁に毛細管現象で吸われたのだろう僅かになっている。ベルガモットの花弁は一部が管弁なのでしょうがない。出来上がり時には出番がなく埃まみれの「テイ・プレス」で分離すれば良いだろう。
 しかしなんだ、ベルガモットなのかモナルダなのか呼称の正しいのはどっちだか見当がつかん。花卉として呼ぶ時とハーブとして呼ぶ時の違いなのかどうか、まあ小生にはどっちでも良いわい。

フジバカマのポット苗定植、毒を以て毒を制す

2020-06-22 | 今日は真面目に
 昨季に採種しておいた種子を4月初旬に箱蒔きし本葉が出たころポットに移植した苗がポット底から白根を出してくれるまでに育った。おりしも梅雨に入り今のうちに定植しておけば梅雨明けには活着して盛夏を乗り切れるだろうと、「雨か曇りか」はっきりしない空模様の中、「定植する時間だけあれば良い」と苗を積んでフイールドへ行った。霧雨状態で降ったり止んだりの梅雨入り典型の空模様なのは承知で急いで定植した。

 本来ならば晴天が続いた頃に定植するのが望ましいと判ってはいても、この時期にそれを望むと遅れに遅れ夏までに活着しない恐れがある。前日に耕転し孟宗竹粉砕粉を混ぜ込んでおいた植え付け部は赤土なので雨の後は踏みつければヌルヌルとなり固まってしまう。これでは定植を行っても健全な植え付け環境とは言えないが止むを得ん。

 ポット苗の用土は庭土をふるいにかけて揃えた粒子で定植地の土壌とは異なり有機質が多い。もう明らかに植え付けの土壌と異なるから植え付けすればその夜のうちに威野志士様に蹂躙されるのはお約束みたいなものだから、土壌害虫用の殺虫剤顆粒をペットボトルキャップ2杯ほどを植え付け面に振りまいておいた。いわゆる忌避剤代わりで「えぐい・臭い・嫌い」の三密である。

 生物環境を考えると薬剤は使用したくはなかったが、忌避剤として「オオカミの尿」「唐辛子粉末」「竹酢液」等々を使ったけれど効果は感じられなかった。望ましくないけれど臭い農薬を少量散布するのが利いている。
 裏を返せば「それだけ強い毒性」があるのだと言えるし猪の敏感な嗅覚に作用する薬品臭だけではない危険な香りを嗅ぎ取っているのだとも推察している。まあ、植え付け時だけの使用で今季は開花しないし臭いが消える頃には威野志士様の関心も無くなるという台本で我慢するのだ。

 今期はこのまま育て来春の芽立ち前に株を掘り上げ列植する予定である。最初からまとめ過ぎると株が成長する余地がなくなる。列植すれば脇方向に広がりやすいし除草などの管理も容易になるとの思惑絡みなのだが、さてどうなる⁉どうなる⁉、こう来たかぁ、いいえ、まだほど遠く今は妄想だけなのだが高じて「耄碌痴呆中」のレッテルは紙一重で髪薄い・・・。

今日のトンボ「顔を見なかったから…」

2020-06-21 | 小父のお隣さん
 泥水池で見かけたトンボ。「マユタテアカネか⁉」と思い、確認のために顔をとらえようとしたが正面から見る事も出来ず舞い上がってしまった。これでは種の特定は小生には無理難題で、絶賛耄碌中・・・に同じ。

 この色彩と模様は記憶にあるのだが種と結びついていない。マユタテアカネの未熟体かなと思うけれど確認はプリントして、またもやS先生に丸投げとなる。マユタテアカネとしたら今期最終ランナーが現れたことになって、とにもかくにもマグロの煮、ではなくて師走まで楽しませてくれる種の初見である。

今のところは目標達成

2020-06-21 | 水辺環境の保全
 二つ池の棚に上棚からにじみ出る水で歩行もままならず、その上、威野志士様の跋扈蹂躙の好適地と化してしまったエコトーンを乾燥させるべく設えなおして数日、梅雨に入り降雨もあったものの今のところは順調に水が抜けつつある。まだ歩行が可能な状態ではないけれど盛夏にはしっかりするだろう。
 また折を見て写真手前も造作しなければならないけれど、急ぐ必要のある場所でも無いし首尾を確認できたから今のところはそれでよし。ホント、水商売とは終わりも無ければ出口も無い自転車操業みたいなもんである事よ。

今日のトンボ「コオニヤンマ」と思ってみたが・・・

2020-06-20 | 小父のお隣さん
 泥水地のミソハギに止まっていたヤンマ型のトンボ。科学的な鑑識眼なぞ無い小生であるから名前が浮かんでもバグみたいなもんである。「コオニヤンマ」ではないかと思った根拠は、以前に撮影したコオニヤンマの姿、特に尾部末端が下がっているのが同じだったからで、自分でも「正しい検索・特徴の抽出」が出来ていないのは理解出来ている。

 それでも「オニヤンマならこんな止まり方はしない」と「オニヤンマではない」事は自信があるんだった。まあ、普段に見れる種ではないだろう事程度は認識できて、自宅でプリントしたうえでS先生に鑑定をお願いする、と言ういつもの構造になってしまった。
 撮影も接近せずズームすれば早い様に思えてもブレやボケの頻度が上がる。結局は少しづつ接近しつつ撮影すると言う手間を取る。接近中に逃げられること度々、その度に貴重なチャンスを失う事は稀ではないけれど、出来るだけ接近してから撮影したい執念は健在だ。

                  

グリーンタワーの解明に行った…

2020-06-20 | 今日は真面目に
 突端台地から望める東の北向き斜面の中にグリーンタワーが目についた。昨季は気が付かなかった所在である。沢を隔てての観察なので具体的には不明なものの「照葉の蔓植物だろう」程度の認識は持てた。ただこの方向には昨季に確認したシタキリソウの蔓がある。
 「かも知れない、違うかも知れない」と落ち着かないから位置を記憶してから林道で登り口を選んだ。その時点で「やはりシタキリソウか」の思いはあったものの、一方では「キジョランであって欲しい」の希望的観測もあった。

 結果は「シタキリソウ」で昨季に確認できた蔓だったのでいささかがっかりするも、林床には今期発芽した幼苗があった。自宅にも採種して蒔いた一粒が発芽しているが、自生地の苗より育ちが悪い。林床の苗は自宅の倍の高さがある。そこで数本採取して自宅で肥培しフイールドの適地に定植を試みよう。すでに「キジョラン」と信じて育てた苗3本は泥水地に昨年植え付けてあるものの成長が遅く、今回の苗は場所を変えて比較したい。
 発芽苗を採種した親株付近は腐葉土でふかふか、苗自体の根も土までは到達していないという状態だった。

 不思議なことに周辺林床には今期発芽した苗しか見当たらず、二年生、三年生の苗が全くない。これは意外な驚きだった。理由は分からない。それはともかく、育成意味がなさそうなシタキリソウだが、アサギマダラの食草となっているかどうか確認したいという思惑がある。自生地の親株、このグリーンタワーの葉には食痕と見られる穴が結構あるのだが高い場所なので幼虫の確認までは不可能だ。そこで身近で育てて確認する、と言う趣向なのだが蔓が育つのに数年・・・。

 シタキリソウだった        実生苗と採集苗   ➡    鉢植えで養成する


「出戻り」では聞こえが悪い…

2020-06-19 | 今日は真面目に
 「父祖の地に帰る」では仰々し過ぎるし「ルーツの地に戻した」のも大袈裟だ。まして「出戻り」では後味が良くない。かように適切な表現をしたい時には苦労が実を結ばない。
 要は「フイールドで採取した種を増やして戻しただけ」に過ぎないけれど種子からなら「ルーツ」か「父祖」で「株分・差し芽」なら無性繁殖・クローンだろうから「出戻り」か…。
 こういうグズグズは小生内の事だから他人様には全く影響はないけれど空回りでも脳味噌を稼働させなければ錆び付く一方なのだ。歳を取らずとも「無用の用」は大切で、姥捨て山住人は「無要の要」の最たるものでも「僕らはみんな活きている」が肝要。宮崎駿氏の映画作り、「面倒くさい!」を失ったら良い作品は出来ないとかの場面があったけれど、それは実生活でも同じだろう。快適生活に中身があるとは思えないのは「僻み根性」か。まあ、どっちにしても今生の小生も来世のそれも期待はするまい。

 さて、少しばかりの地拵えが済んで植え付け場所が出来た。すでにホトトギスとノアザミは株分して植え付けた。梅雨に入ったこの日、霧雨交じりの曇天に意を決して定植と耕耘に出かけた。「降られれば帰れば良い」のだ。
 梅畑の刈り払いをすると何時も同じ付近で「ハッカの匂い」がする。「ヤマハッカ」に違いないとその都度、刈り草と刈り跡を探すのだが見いだせないまま何年経過したことか。それでも昨季に一株を見つけ掘り出し鉢で充実させたのち差し芽で5株を得た。今期、ポット替えをしながら株を育てて、そのうちの2株を大桑の除伐後に植え付けた。どうするわけでも無いけれど、もともとの自生地付近よりは環境的には良いだろうし小さくても良いからコロニーを形成してくれれば密やかな楽しみになる。

 霧雨模様から雨脚が強くなりそうなので帰宅前の無駄話で時間を潰していたら雨が止んだ。「それでは!」とミニトラを借りて突端中央部の一坪程度を耕転した。ここはネザサの生い茂っていた区域なのでまだまだ地中には地下茎が多く、鍬やツルハシで耕起しようとしても作業にならない。動力の力を借りて地下茎を切断しなければ耕起も難しい土地である。
 ここにはフジバカマ苗を50ポット植え付ける。今期はそのまま成長させ来春に掘り取り株間を開けて列植する予定なのだ。突端中央部の果樹を植えてない範囲にフジバカマの群落を創出する算段で、アサギマダラの乱舞になるかどうか、神のみぞ知る。

               耕転し孟宗竹破砕紛を混入    ➡     材で囲い区分け


祖母の樹

2020-06-18 | 感じるままの回り道
 フイールドのシナノキに花が咲いていた。昨年も咲いていたのかどうか不明だが小生には初めての花である。シナノキを植栽してから10数年は経過したのではないかと思ってみても肝心の定植年の記憶がない。
 植えた年の記憶が無くても何のために導入したかは覚えている。たしか花粉や吸蜜用にと選んだ樹種である。そんなことから花を見上げていたら昆虫は数種類見えた。黒いアゲハ、蜂の仲間、甲虫などで、ブンブンと羽音がするほど集まってはいないけれど、そこそこ存在していた。撮影したくても上向きで晴れた空が背景では逆光の様で虫の写りは暗くてわからなくなる。黒いチョウは黒いままだけれど、これは大きいのと影でチョウと判るかも。

 「祖母の樹」なんて題にしたのは何のことはない、祖母の名前が「シナ」だったからで、久しぶりの祖父母の名前が脳裏に浮かんだ。鬼籍に入ってすでに半世紀以上も昔の記憶でも残っているものだ。今朝の食事は覚えていない。黒いチョウを見ると「黒いオルフェ」と言う映画音楽を思い出す。映画はつまらなかった記憶がある。

                蝶がいる     蝶がいる

ズブズブ、グジュグジュは産卵の大敵・障害である

2020-06-18 | 水辺環境の保全
 棚田部のズブズブ、グジュグジュの移行帯を春先に解消作業して、現在は快適な状態で草むらとなった。残りは二つ池の一辺で、ここには上棚に設えた「林接池」からの浸透水が滲み出てくる。これで「歩きやすいように」と幅広に設えた移行帯がズブズブ、グジュグジュになってしまった。そこを威野志士様に闊歩されるから霊長類の王は歩けるはずもない。

 この場所も歩きやすく固めたいと思いつつ、ようやく梅雨目前にして完成した。終わってみれば当初の護岸木の位置に戻し土、と言うより泥を盛っただけの設えだ。乾燥させるには滲み出る水を拡散させずに排水させねばならない。そこで新たに盛り上げた堤と上棚の法面の間に孟宗竹を横たえ護岸として小さな水路で排水する事にした。
 孟宗竹を押さえる杭は打っては無いけれど排水溝は維持されるだろうから急がなくても大丈夫だろう。この場所はニホンアカガエルの好適産卵場所なので、容易に泥に埋まるような環境にしては置けないのだ。直射光が無く停水部かつ上棚から絞り水が入る「もってこい」の環境は維持したい。

 たまたまカエルの種類を当たっていたら、今はタレント並みに有名な加藤英明静大教授の論文が出てきた。それを読んで自分なりに薄々感じていた好む環境が「こういうここ!」と確信できたのだった。そうなると引っ込みがつかなくなって、まあ自縛自爆のこの身になってしまったわい。かくして世は新型コロナウイルス禍であるけれど、小生の水商売も引くに引けない、やっぱり土壇場だった。まあ、言わずとも小生、いつも土嘆場ではあるが・・・。

      作業前   ➡    護岸木の移動   ➡    泥を盛り上げて終了

泥水池4の漏水孔を潰す

2020-06-17 | 水辺環境の保全
 いつもの水見回り、泥水池4で足元から水音を聞いてしまった。水際の草を分けて喫水線を見ると豚の鼻のように二カ所の漏水孔があった。それで理解できたのは水深を深くするために梁材で堰を作りオーバーフローさせていたのにも関わらず水が溜まらなかった事だ。梅雨前の渇水状態の時なので気にも留めずにきたのだが、この日朝一番に漏水孔を潰し帰宅時に確認に行ったところオーバーフローしていた。

 思い返してみればこの位置から1メートルほど離れた場所で漏水孔が顕在化して5月の頃に潰していたのだった。恐らく地中で繋がっている可能性が高いと思ってはいるが今回は流入部だけの手当てで終えた。今後、新たな漏水孔が出れば少し広範囲に掘り下げとどめの一撃を与えなければならないだろう。上辺だけだと完治せず必ず再発するのが漏水なのだ。

             二カ所からの漏水   ➡    潰し作業終わり

「えひめAI」仕立ての糠床

2020-06-17 | 何よりの楽しみ
 夏になるとぬか漬けを食べたくなる。スーパーでトレイに並べられた1パックが手軽だけれどインスタントは否めない。巣ごもりで自家製ぬか漬けがブームなどと言う報道を見て食指が動いてしまった。まあ、昔から主体性より「流される」傾向のある小生であるから恥ずかしいとも思わん。それでも一刻さは現れて微生物発酵液「えひめAI」を投入して作る事にした。まあ、水で糠を溶いても詰まらん!。どうせ乳酸発酵させるのだし菌の働きに委ねるのだから最初から投入するのが筋であり道理である!。「この世の中、筋も通らぬ馬鹿ばかり」と鶴田氏は歌った。強ーく同意したい。
 特に永田は腐敗菌でドロドロズブズブだし霞が関はダダ漏れ漏水孔にブルーシート、いえいえ浪費公に憂鬱シードばかりである。強調しておきたい。

 数年前に製造した「えひめAI」は折々にポット苗養成中に散布しているが残りは2リットルもある。すでに「何年物」と言ってもかまわない熟成度だ。香りに腐敗臭は無く食用にも十分使えると観た。これで中毒を起こしたところですべては身の内、自身以外の身に影響は与えないのである。まあ、「えひめAI」で溶いた糠床の漬物を食べようとするのは小生くらいだろうて・・・。つまりは苦々しい「清潔・無菌生活」には反骨。そう、常在させ連帯しないでどうするのだ。今だけでなく子々孫々に影響する。

 さて、この溶液と更に植物性乳酸菌で発酵させた「豆乳ヨーグルト」を大匙3杯に植物性乳酸飲料1本を加え練り上げた。シイタケや昆布も入れておきたかったけれど手元になく、とりあえず鷹の爪5本ほどを投入しキャベツの芯で捨て漬けをした。
 仕込んで3日目では熟成はしていないまでも香りは大丈夫、梅雨に入ってフイールド作業もままならないからスーパーで漬物の材料を物色するか。
              材料を用意する      ➡      混ぜ合わせ捨て漬け開始

 漬け込み数日、捨て漬けのキャベツを口にしてみた。塩味もまあまあ、ほのかな甘みを感じる。「いける!」と判断して行き場のない用途に困惑していた「レモン糀」大匙2杯と納豆大匙1杯を加えて混ぜ返す。ここに茄子2本と摘果リンゴ4個を入れて様子を見るのだ。茄子は漬かるだろうがピンポン玉大の摘果リンゴはどうだろうか。艶やかな表皮が漬かりを阻害するかもしれないけれど、捨てる青リンゴの用途が欲しいのだった。
 糀菌も納豆菌も「えひめAI」の必須材料なので新たに新鮮な菌材を加えてみたのだ。そのうちには結果が出るだろう。そうそう、小生は加齢菌まみれになってしまったのは人生、である…。こんな時に「ビバ!ビバ!」と言いたいのだが美婆があって美爺がない?。こんなところにも性差別があった。加齢臭は男にだけ言われるようだし・・・。

今日のトンボ「ミヤマカワトンボ」

2020-06-16 | 小父のお隣さん
 フイールドではなかなかお目にかかれない。200mほど下った沢本川付近では珍しくも無いだろうが、そもそもフイールドの水辺は清流とは言い難い田んぼのような溜水帯である。
 体長が大きいトンボを近くで見られるのはクロスジギンヤンマあたりが多いけれどこのミヤマカワトンボを見ると新鮮な感覚が生ずる。眺める風景にも時には変化が必要なのだろう。コロナの心配が少なくなってお立ち寄り頂いたのかもしれない。ありがとうございますだ!。
 翅の独特の特徴、「どうして?」なんて疑問も生ずるが迷宮へ入り込まないようにしなくてはいけない。

               

ようやく定植にこぎつけた

2020-06-16 | 今日は真面目に
 思わぬ新型コロナ禍で定職を失ったであろう多くの勤労者の事を思うといささか「定植にこぎつけた」なんて表現は相応しくは無いだろうと思う反面、「何とか梅雨前に出来た」安堵感もあるのだ。「ステイホーム」で仕事が出来ず収入も途絶え、住処を失ったであろう人達にとっては文字通り「捨てぃ!ホーム」になってしまった。「居候」とか「間借り人」なんて存在は歴史的表現になってしまった現在、日銭が入らなければ即青天井生活になってしまう脆さを杞憂する税金泥棒は居ない!。何をやったところでしがみ付いていられる保証は、さすが特権「お手盛り」だけのことはある。

 さて閑話休題、桑の除伐が済み小生的な地拵えを済ませたところに実生のユズかカラタチの幼樹とクロモジ3本を定植できた。柑橘はアゲハの幼虫のホームステイ、シェアハウス用で、クロモジは見本樹的な役割である。棚田跡の一枚で南側にはエノキ林、オオムラサキを呼びたかったけれど地勢的・気象的に折り合わず、ヒオドシチョウやアカボシゴマダラなどが使っている。その北側なので明るい日陰でもあり、この環境はクロモジに良かろうとの判断だ。柑橘は東北の角に植え付けた。ここは東からの日射が届くから日射不足にはならないだろう。結実しなくとも葉が茂れば用を足せるし、もともと常緑広葉樹だけに日光不足にも強いはずである。
 棘だらけだから「ユズ」らしい柑橘、トンボ池の堤に2本植栽してあるが場所的に地中の水位が高くて健全な成長は望めなくて過ごさせてしまった。今回、影を落としていた桑の樹を除伐したから日照は回復したものの地中の状態は不変のままだ。

 この失敗は「食草園だから」とひとくくりでひとまとめにしてしまった結果で、樹種による環境選択は考えなかった。「まとめたかった」志向が失敗の元、味噌も糞も一緒のつもりはなかったのだが思慮分析が足りなかった見本でもある。

            ➡   クロモジ定植      柑橘幼樹