トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「コオニヤンマ」と思ってみたが・・・

2020-06-20 | 小父のお隣さん
 泥水地のミソハギに止まっていたヤンマ型のトンボ。科学的な鑑識眼なぞ無い小生であるから名前が浮かんでもバグみたいなもんである。「コオニヤンマ」ではないかと思った根拠は、以前に撮影したコオニヤンマの姿、特に尾部末端が下がっているのが同じだったからで、自分でも「正しい検索・特徴の抽出」が出来ていないのは理解出来ている。

 それでも「オニヤンマならこんな止まり方はしない」と「オニヤンマではない」事は自信があるんだった。まあ、普段に見れる種ではないだろう事程度は認識できて、自宅でプリントしたうえでS先生に鑑定をお願いする、と言ういつもの構造になってしまった。
 撮影も接近せずズームすれば早い様に思えてもブレやボケの頻度が上がる。結局は少しづつ接近しつつ撮影すると言う手間を取る。接近中に逃げられること度々、その度に貴重なチャンスを失う事は稀ではないけれど、出来るだけ接近してから撮影したい執念は健在だ。

                  

グリーンタワーの解明に行った…

2020-06-20 | 今日は真面目に
 突端台地から望める東の北向き斜面の中にグリーンタワーが目についた。昨季は気が付かなかった所在である。沢を隔てての観察なので具体的には不明なものの「照葉の蔓植物だろう」程度の認識は持てた。ただこの方向には昨季に確認したシタキリソウの蔓がある。
 「かも知れない、違うかも知れない」と落ち着かないから位置を記憶してから林道で登り口を選んだ。その時点で「やはりシタキリソウか」の思いはあったものの、一方では「キジョランであって欲しい」の希望的観測もあった。

 結果は「シタキリソウ」で昨季に確認できた蔓だったのでいささかがっかりするも、林床には今期発芽した幼苗があった。自宅にも採種して蒔いた一粒が発芽しているが、自生地の苗より育ちが悪い。林床の苗は自宅の倍の高さがある。そこで数本採取して自宅で肥培しフイールドの適地に定植を試みよう。すでに「キジョラン」と信じて育てた苗3本は泥水地に昨年植え付けてあるものの成長が遅く、今回の苗は場所を変えて比較したい。
 発芽苗を採種した親株付近は腐葉土でふかふか、苗自体の根も土までは到達していないという状態だった。

 不思議なことに周辺林床には今期発芽した苗しか見当たらず、二年生、三年生の苗が全くない。これは意外な驚きだった。理由は分からない。それはともかく、育成意味がなさそうなシタキリソウだが、アサギマダラの食草となっているかどうか確認したいという思惑がある。自生地の親株、このグリーンタワーの葉には食痕と見られる穴が結構あるのだが高い場所なので幼虫の確認までは不可能だ。そこで身近で育てて確認する、と言う趣向なのだが蔓が育つのに数年・・・。

 シタキリソウだった        実生苗と採集苗   ➡    鉢植えで養成する