トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ハイブリットシロップ!? 作ってみる・・・

2020-06-02 | 何よりの楽しみ
 「はるみ」発酵シロップが減らない。不味くは無いのだけれどそうそう糖分過多の飲料は摂れないのだ。そろそろ青梅の収穫期でもあるし、夏の飲み物としては「はるみ発酵シロップ」より使い勝手が良さそうなので、今期はフイールドの梅を使いシロップを作ることにしたのだが、砂糖代わりに「はるみ発酵シロップ」を使い二果汁混合シロップに仕立てよう、の魂胆だ。これで「はるみ発酵シロップ」の用途が決まった。

 青梅は表面のうぶげが無くなり始めたのを確認して収穫し、おおよそ2kg採集した。貯蔵瓶と「はるみ発酵シロップ」の量から推定した量である。
 青梅は自宅で2時間ほど水に浸けアクを抜いてから剣山の上を転がして瓶詰した。竹串や金串を突き刺し液の滲出を促す目的だけなら剣山が手っ取り早く効率的である。こういう着想をしている人はいるのだろうか、少々気になった工程だ。

 貯蔵瓶2本に丁度良く収まって、剣山を転がした跡は点字模様かBCG接種跡のようにも見える。果汁の滲出が早いのか青梅の成分による化学変化なのか不明だけれど、はるみ発酵シロップのオレンジ色が衰退していくのが早い。後は時折は揺すって一カ月もすれば試飲できるだろうか・・・。

                     剣山摺りして瓶詰   ➡    はるみ発酵シロップを注ぎ熟成へ

10数年ぶり!イチヤクソウ

2020-06-02 | 小父のお隣さん
 フイールド駐車場へ入る崖にイチヤクソウが10株ほど花穂を立ち上げていた。行き帰りには必ず通る場所なのだが気が付かなかった。普段は「見るべきものも無い」と視線さえ送らない場所で、晩秋の頃に「ツチグリが出てはいないか」と関心を示す程度だったのだ。
 それが一転して「イチヤクソウの群生地」は大げさに過ぎるけれど出現した。今期突然の発生ではないと思うけれど、まあ関心を示したい場所でも無いから見落とししていたのかもしれない。最初に見たのは孟宗竹を全抜した尾根筋で、次のシーズンには見る事が適わなかったのだった。

 今回の場所はメインストリートとも言える場所なので盗掘に合うだろうと予想していたら、翌日には道路わきの数株が見えなくなっていた。ヤマユリは数年来見ていないし、ササユリも蕾を付けている株が見えていたりするけれど、おっつけ消えてゆくのである。種子を採りたいと思っても花株ごと持ち去られては数が減るだけの存在に過ぎない。
 イチヤクソウも珍しい植物ではないと言われるもののフイールドでは稀であって、好事家でなくても手を出したい誘惑は押さえられない雰囲気がある。結局は一躍、そう盗掘スポットになるのは必定か・・・。