トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「コオニヤンマか?」足元での産卵

2020-06-28 | 小父のお隣さん
 雨が止んだから午後に水見回りだけしてきた。二つ池に漏水部を見出したが翌日以降でも良い高い位置だ。林接池に立った時、ヤンマ型のトンボ二匹が周回している。雄雌の区別は出来なくても「産卵に来たか…」程度の推測は出来る。動かずに眺めていたら、その中の一匹があろうことか小生の右頬に止まったのだ。これは千歳一遇の機会だし、腰だめで撮影しようと下げていたカメラを持ち上げたら逃げてしまった。
 それでも小生の周りを周回して、結局は足元の泥地に降り立ったのだ。すぐに産卵を始めたからカメラを近づけてレンズから20cm程度まで接近しても逃げもしない。枚数は十分とれたのだが、大写しのカットはボケ気味で捨てた。もう一匹は離れた位置で杭に産卵していた。

 腹部の6節7節あたりの黄色がやや幅広く感じたけれど「コオニヤンマ」だという確証は持てず、図鑑対象で「コオニヤンマとは異なる」心証だった。オナガサナエかヤブヤンマか、翅は薄く着色しているし判定はS先生に委ねるしか手はない。(結果はヤブヤンマ)

           産卵管が見える

シロマダラ捕獲器の失敗と改善

2020-06-28 | 小人閑居して憮然
 梅雨明けする前に「シロマダラ獲ったどー!」とノンアルコールビールを飲めるかと心待ちにしつつフイールドに到着すればいの一番に仕掛けを確認に行って五日目、覗き窓から見るとカナヘビがいない。なんてこったいもぬけの空なのだった。仕掛けの構造上、中に入っているカナヘビは進入口の蓋を開けられない構造で、これは蛇も同じはずだった。ところが見事に空っぽである。
 考えられることは「ヘビが入ったけれど全身を入れず尾部は扉の外だった」という事で、これならお食事の後に後退り出来るし罠にはかからず捕獲されない。

 されば全身が入る長さのある捕獲器を用意しなければならず「塩ビ管を切断せずそのまま使えば良かった」と臍を嚙んでも後の祭りなのだった。
 結局、ホームセンターで径に見合う継手を購入し改善をした。継手は片方のみ接着しもう一方は差し込むだけである。それでも緩々ではないから中の生物が継手部を抜けさせる事は出来ない。捕獲できれば中央部から片方を抜けば容易に回収が可能となった。しかし肉厚の100φの塩ビ管1mは結構な重さがある。まあ、目視確認はできていないけれど「ヘビが侵入しカナヘビを喰った」との絵の元で捲土重来だ。
 それにしてもカナヘビを捕まえるのは結構大変なのだ。振り回されて傷心の帰宅を何度体験すれば良いのやら

          長さを倍にする   ➡    接続した

庭なのか畑なのか…それが問題だ

2020-06-28 | 感じるままの回り道
 「猫の額程度の庭」とは具体的にどれくらいの広さなのか知らないものの、自宅の庭はまさしくそれに該当するだろう。とは言え世間並みの「庭造り」とはかけ離れた放任状態の「お化け屋敷」前段階であった。そこにそこそこ開花したのはノアザミやフジバカマ、オミナエシなどの野草だったが、もうお役目は済んだとし三下り半を申し付けフイールド、いわゆる実家に帰してしまった。大きく樹冠を広げ影を落としていた桑の樹2本を除伐したから、株分けして日当たりが戻った一角へ定植したのだ。
 庭に置いたのは野の花を愛でる気持ちは別にして採種する機会を確保したかったからで、この結果はいくばくかの苗となって古井戸、いいえフイールドに戻っている。そんなことで今季に育てているフジバカマのポット苗50株を山に戻せば採種用の株は不要となるなのだ。そのフジバカマはフイールド突端台地に定植したから余地が出来た。

 さて、課題は「後に何を植えるか?」だったが、少しは生活に返したい、と言うより郷愁が勝って「食用菊3種9株」を植えた。これは春先に種苗会社から購入しポット替えしながら株を充実させてきたものである。酸っぱいジャムを欲しくて昨年購入し養成しようとしたルバーブは結局は全滅したから、いともたやすく宗旨替えである。歳をとるほどに短気になって「意図を絶やす駆」で宗旨替えなのだった。

 ルバーブの代わりにたまたまホームセンターで見かけたレモングラスの3寸ポット苗を購入し、これも2回の鉢替えを経て定植した。株間をとったからすけすけ状態だけれど成株になれば程よい株間だろう。ポット苗で用意したものはS先生からバラ蒔き発芽した小苗を頂いた明日葉も30ポットほどが育っている。これはアゲハの食草用なのだけれど、この数は必要ないから自宅の一角にも定植しアゲハならぬ「アロハ!」と小生の食草にしたい。
 この作業中、取りのぞけなくて「ドン!」と中央を占めたままなのがウマノスズクサで、今期はどういう理由か知らないけれどジャコウアゲハ一頭たりとも飛翔を見ていない。例年なら既に最初の産卵が終わり一回目の食い尽くしになっている頃なのにである。これもコロナの隠れた影響だろうか。

 そんなこんなでご近所の皆様、あるいは散歩のついでに回り込んでくる皆様にとって「この庭はなんだ?」としか思えない手太楽で、そもそもコンセプトが分からないだろう。あまりにも世間様とはかけ離れた統一感も熟成感も出てこないお化け庭なのだから。
 とは言え小生の立場からすれば今回の食用菊を定植するにあたってはフイールドの孟宗竹破砕紛や落ち葉を運び込み、新茶製造ラインの清掃屑を混ぜ、「えひめAI」を散布し堆肥状態にまでは仕上げられなかったものの鋤き込んであるから今までには無かった丁寧さなのだ。こういう地味な作業で地味を肥やしているなど他人様には解かるまいて。ただいま浅井まかての時代小説読書中、まあ、かんけいないけど・・・。

 食用菊と「レモングラスの定植     フジバカマのポット苗      明日葉のポット苗