トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

緩イベント・・・

2020-06-12 | 番外編
 春のイベントは新型コロナ禍で中止、6月になってようやく規模を縮小し内輪だけで実施した。内容は「フイールドの植物探索」と「森の芳香蒸留水作り」である。
 小生に動植物の説明などは不可能なので、そっちは代表に任せ、小生は芳香蒸留水とテインクチャーの担当になった。まあ、いつもやっている内容を多少は規模を大きくして行えば良いのだけれど、結構な準備が必要でフイールドに運んだ物品は荷室一杯になってしまった。

 テインクチャーは現場で作る訳にもいかず、取り置いていたニッキとミカンの花をスプレーに入れて展示。手間も原価も元手が必要なものだから「どうぞ、どうぞ!」とは出来ない。
 それに引き換え芳香蒸留水は原料は山鳥、いいえ山採りで済むし、カセットガスを消費する程度で間に合うのだから、試供品は芳香蒸留水40mlとしたのだ。
 作った種類は「カツラ」「ヒノキ」「ヤブニッケイ」「レモンバームと日本ハッカ混合」「陳皮」などで朝8時過ぎより開始して昼過ぎまでかかり各々500mlを製造し、気に入ったものを取り分けて持ち帰ってもらった。一人容器1本の予定だったけれど、人数が少なくて結果的には2本分のお持ち帰りとなった。

 もう一方の「観察会」には小生は参加できない立場であったが、ササユリの開花も見られて好評だったとの話。小生はまだササユリの花を見る機会が無い。漏水復旧や梅雨前に定植したい苗木のために地拵えを急がねばならず「ちょっと覗いてくる…」なんて心の余裕も無し。貧乏暇なし、相変わらずの水商売である。
 この年齢になってようやく頭頂部薄毛の理由が認識できた事はストレスである…が後光背光が射しかねない這行もしてしまう年齢になってしまっては既に遅かりし由良之助である。
 思うに何故「芳香蒸留水」などを作り始めたのか自問してみれば「加齢臭」を押さえたいとの悲痛な魂の発露では無いだろうか。

      観察会の様子       二基の蒸留装置稼働  ➡   試供品提供