トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マユタテアカネ」確認した!

2020-06-25 | 小父のお隣さん
 去る21日に見かけた未熟体、マユタテアカネではないかと思ったけれど顔面の模様が確認できず不発。今日も同じ色彩のトンボが二つ池の草むらにいた。正面に回り確認したかったものの、そのためには膝丈を超える草むらに入らねばならない。草漕ぎは苦にならなくともトンボの方が警戒して飛び立ちかねないから前方側面の位置から顔面を確認できれば良い、つもりで踏み込んだのだ。

 トンボも緊張するのだろう、ときおり身体がピクッと動く。それでも何とか眉に見立てられた黒丸を確認したのだった。これでマユタテアカネ発生したと断定できる。
 マユタテアカネは、これから12月中旬までの長い付き合いになる種で、トンボの季節のしんがり役をオオアオイトトンボと競う仲なのだ。性格もヤクザなシオカラトンボに比較すれば雅と言える。

                          

捕獲器と言ってみても…シロマダラ専用

2020-06-25 | 今日は真面目に
 ミュージアムにシロマダラの骨格標本が欲しいなんて情報が入ってしばらく経つのだが、先日に様子を聞いてみたところ「まだ入手できていない」のだとか。まあ、シロマダラは夜行性だし、そうそうお目見えさしてくれる蛇でもない。小生だって年一回出会えれば上出来なのである。まあ七夕様みたいなもんか。それは「勉生淑々、朝、河を渡る…」なんちゃって。でも、おいらには無縁である!。


 そんなことで、自ら見たい訳でも無いし手に取って眺めたい対象でも無いけれど方法論に興味が行ってやみくもに捕獲器を作ってみた。「蛇専用」それもシロマダラ専用なのにお手本が無い。ネットのページを繰ってみても足元にいる蛇を捕まえるタイプばかりだった。そんな捕獲器は何の役にも立たず無駄使いするだけである。要は自ら製作すべしとのご宣託と受け止め材料を集めた。本体は箱型にするか円筒にするか迷ったのだが丁度よさそうな塩ビ管が手に入ったので円筒で製作する事にした。箱型では板が必要で購入しなくてはならずコストがかかる。

 誘引剤などは無いから食性を考えてトカゲかカナヘビを生餌として中に入れる。故に数日間は元気で生存できる環境も欲しいし、シロマダラは脱出の名人、ならぬ名蛇だとの情報もあって、それも考慮した捕獲器が必要だ。塩ビ管が本体と決まれば両端の蓋を考えるだけで、ここは4リットルの焼酎ボトルを頂いて底と入口、確認窓に使った。一番大事なトラップ部分は厚板をくり抜きノミで削り、スプリング付きの蝶番と物差しを切った樹脂板で入口を形成した。内部に入った後は蓋の手掛かりがない様に奥まった位置にしておいた。これで蓋を上げるのが難しくなるはずだ。

 もろもろの準備が整ってしまうとフイールドに出かけても胸が騒ぐ。梅雨の晴れ間だし水域のスゲや葦を抜去してそそくさとすげなくフイールドを後にしたのだった。結局、糸のこ盤、鋸、ノミ、ボール盤などを使い回ししながら夕方には完成した。もっと手こずるかと思ったけれど思いのほかスムーズにいったのだった。
 仕掛ける場所は薪置き場の下にするのは最初から決めていて、この場所で数回捕捉もしているのだ。日中、捕獲器は陽に晒される事も無いし日陰で涼しいだろうからカナヘビも大丈夫だろう。さあ、後は生餌を捕まえて仕掛けるだけなのだが、丁と出るか半と出るか、もちろん蛇が出てほしいのじゃ!
 写真には写っていないが底と上部に水抜き孔と空気穴を開けて完成したのだ。

 漏斗の取り付け   ➡    扉の取り付け  ➡    中子の成形

             底蓋   ➡    入口漏斗   ➡    確認窓