トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒキガエル産卵!

2021-03-14 | 小父のお隣さん
 トンボ池1と2に産卵があった。泥水池や上の池などには産卵無しで、何時も産卵していたトンボ池の日当たりの良い北端には産卵していない。代わりに第二トンボ池の南端に多くの産卵があった。いつもの場所は昨秋に手入れをして「産卵床」として調えたのだが不発。同じようにニホンアカガエルの産卵床として整備した二つ池の一画もニホンアカガエルは産卵しなかった。
 カエルの種類も異なるし「いつもとは異なる産卵場所」を両種が選んだ理由は分かるはずも無いけれど、奇妙な一致としか思えなかった。

 たまたまボーイスカウトの一団が活動に来ており開始前の短時間、団員を借りて卵塊を見せ触らせた。どの児童も積極的に触れようとはせず「気持ち悪い」と言うのが大方の意見だった。それでも最終的には全員が触れることが出来たのだった。それを見て、まだ山に帰らず塩ビ管の中にいた一匹を水流で押し流し捕獲、それとアカハライモリも一緒に一同諸君に触らせてみた。全員が初めて見たし触ったしと、まあ、目出度しの結果であったのだ。
 紹介した個体は腹部がげっそりとしていたからメスに間違いが無い。まだ周囲に鳴き声がするから産卵する個体がいるのかどうか。昨晩から今朝にかけ産卵した量は例年より少ないから期待しよう。
 さて、いつもの事ながら「気持ち悪い!」と言う感覚の子どもたちが増えているのは情けないというより社会の将来が危ぶまれる感覚になる。

       

泥水池4の護岸補修

2021-03-14 | 水辺環境の保全
 泥水池4の堤が破れれば崩壊してしまう構成である。威之志士様の跋扈蹂躙に補修も追いつかずようやく着手できる時になった。成り行き作業の上の更なる成り行き作業の結果なのだけれど気楽な課業であるから苦情は来ない。すべては自己完結なのだった。
 三本の丸太を崩された水際線に敷設し浚渫土で成形して終了。泥が乾燥するまでは足を踏み入れるのはご法度だけれど、いつもの事ながら用土採掘場所は無いのだ。浚渫土が唯一の頼みである。水域最下段の二つの池は護岸作業を終えた事で見た目にもしっかりと見える。先々、草が萌え揃えば造作の傷跡は隠れ、生物活動期の生息環境が整うはずである。

 護岸木を並べ見当をつける  ➡   据えて杭打ち  ➡   泥で整復