トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ハナマメ甘納豆のホワイトデーバージョン

2021-03-13 | 感じるままの回り道
 ハナマメを甘納豆用として煮含めるまでは上出来だったのにグラニュー糖をまぶしても溶解してしまった。後輩の栄養士に助言をしてもらうと「温度と水分が関係している」という事から、十分すぎるほどに手を尽くした結果がそうなったのだと推測し、笊に広げ、少々皮の硬さが戻ったが水分を飛ばし再びグラニュー糖をまぶしてみたものの結果は惨敗。

 それではと安いチョコレートを購入し溶解、コーティングしてみたが甘過ぎるようになり美味しくない。実はチョコレートのコーティングを行う前に溶けて脱落したグラニュー糖もろ共、シナモンを加え再加熱し煮詰め、皮の軟化と糖分を高めておいたのである。これが「甘すぎる!」に繋がってしまった。急遽、チョコレートは撤回しカカオ紛をまぶしてみた。
 これがうまくいって、コーティングしたカカオ粉の苦みと皮を破った時から感じるハナマメの甘味と触感は「スイーツ」の名に恥じない一品となったのである。

 これに気を良くして残りの甘納豆は板チョコのブラックチョコでコーティングしてみる事にした。糖分のないアーモンド紛と同様の苦みがあるだろうから予想は「美味しいはず」なのである。
 そこで久しぶりにブラック板チョコを購入したのだが、その薄さにびっくりした。小生の記憶ではもっとチョコレート魂に溢れたジョンウイーンばりの一品とばかり思っていたのだが、ここにも軽薄短小の波がある。それはともかく試作品をくだんの栄養士に批評してもらったら「お爺が作ったにしては美味しい、合格!」だったのだが、そんなことは当たり前田のクラッカーであって、どれだけ労力と時間を全集中させたのか想像も出来ない事態だったのだ。

 然るに然るにである。この「ホワイトデーバージョンのハナマメ甘納豆シナモン風味」はかくして、かくのごとく渡す相手も無く御爺の胃袋に収まったのだった。この哀しい事態を慰撫し苦労を誉めてくれるマドンナはおらんかった・・・。
 青春のみぎり、銀幕で輝いていた我がマドンナはすでに鬼籍なのである。今の銀幕や電気箱に映る誰彼といえど往時のスターの印象は無く軽薄短小、粗製乱造でしかなく見る気もしない。
 こういう言動が「頑固、一刻、へそ曲がり」と言われる所以なのだろうが、あの物議を醸した「老害」と同様に老若男女問わずある性向であって、すべてを歳のせいにするのは全く遺憾である。とは言え多少は認めなければいかん面もあるわい。

泥水池の流路補修

2021-03-13 | 水辺環境の保全
 泥水池3から4へ水を落す流路が昨年の出水で越流し堤が侵食されたままだ。このまま放置すれば堤の崩壊につながるから古い細めの護岸木を倍の径の丸太に更新した。これで越流の被害が発生するのを防げる。
 しかし、昨年の越流時に失われた土の補充は近くに土砂の採取場所が無い事から同じ域内で調達しなくてはならず、この場合、浚渫土では軟弱すぎて硬化するまでは入り込めないから泥水池4の拡幅を兼ねて採土して補修したのだ。拡幅部も十分ある訳もなく、当然応急的な採土補修なのだが、据えた丸太に沿って固い土で固める事が出来たから、残りの部分は隣の沈泥池で浚渫してある土を移動させ成形する事が適う。
 ともかく太い護岸木を据えられたから当座の越流リスクは解消した。

 据える丸太で見当  ➡   新しい丸太を据える  ➡  補修完了