トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池5の護岸

2021-03-16 | 水辺環境の保全
 前日に引き続いて泥水池3と4を繋ぐ流路の堤に土を盛って整形する。昨年の越流で痩せてしまった分の補修なのだが採土場所が無く、泥水池4の出っ張りを掘り取って補修したのだ。この結果、泥水池4は畳半分ほど拡幅された。
 その作業をつらつらと行いつつ思ったのは取り換えた護岸木は使えそうだし細くても新材の残りもある。この分で泥水池5の護岸も出来るからと手を付けてしまった。

 行ってみれば埋もれた古い護岸木を掘り出し、新たに据える丸太の長さに合わせ池の喫水線を成形し直して据え付け、杭打ちして完了。泥水池5は漏水が多発している池でもあり、水系の最下段の池でもあるので、単なる放流部との段差緩和のための接続部として見ていなかった。そんな池だから放置状態だったのだが、昨季、ヤブヤンマの産卵があったりしたので「ほっとけない」と仏心を出してしまったのである。

 据えた丸太は再使用材と細くて用いなかった材を「無いよりはまし」と投入したのだ。役不足と言うより据えた丸太には任が重すぎるけれど、まあ、文句も言わず縁の下、いいえ、泥土の下で役目を果たしてくれるはずだ。おっつけ威之志士様の跋扈蹂躙で法面崩壊に至り丸太も埋まるのはお約束・・・。

                ➡   

フランシーヌの場合は…

2021-03-16 | 感じるままの回り道
 フランシーヌの場合は「あまりにもお馬鹿さん!」と歌われてしまったのだが、わが身を振り返っても自ら言わざるを得ない今日日だった。
 フイールドで立ち話が長過ぎていつもより出立が遅めで正午を過ぎていた。帰路途中でドラッグストアに立ち寄り肘と肩の痛みを何とかしたくて切れてしまったもぐさと磁気粒を籠に入れたのだが財布を持っていなかった。レジで断って手ぶらで帰宅途中、コンビニでお握りも買えずに自宅到着が13時過ぎ。

 直ぐに喰える物はないかと冷蔵庫を見ると冷凍した食パン2枚はあったもののジャムやマーガリンも無かった。いくら何でも「フキ味噌では」と思ってヨーグルトと青きな粉を混ぜ合わせペースト状にしてパンに塗った。これだけではまことに侘しい限りなので野沢菜の酒粕漬けを並べ、その横には「はるみ」ミカンの自家製羊羹をスライスして挿んだのだ。
 副菜は残り物のほうれん草とマイタケをコンソメで味付けし卵を割り入れて完成。飲み物は頂き物のインスタントラテである。かくしてチャッチャッと済ましたかった昼餉だったのだが何時もより豪華絢爛のグルメになってしまったのだ。

 食べながら思ったことは「こんな挿み物、する人はいないだろう⁉」と言う事で、酒粕漬けや羊羹のサンドじゃあ「気色悪い!」と思われるのがオチだろう。ボケてはきたが、まだ客観的な分析力は時々ではあるけれど回路が繋がる。しかしまあ、喰ってしまえば満漢全席であろうとフランス料理フルコースであろうと三ツ星レストランのイタ飯であろうと接待7万円の会食であろうと出てくるときには一蓮托生・完璧無欠・全品平等の腸内フローラによる「みな同じ」扱いなのである。その事実は古来「溶けて流れりゃ皆同じ・・・」と歌われている事でも判る。そういう意味では今日の昼餉も贅の限りを尽くした浪費、大したもんだったわい。肉や魚を摂っていない日なので大腸がん検診の検体採種には向きそう、明朝から採種するか…。

 その昔「見よ東海の空明けて 旭日高く輝けば・・・」なんて軍国応援歌があったが高齢年金生活者向けには「見よ倒壊の制度なり 拳を高く突き上げて・・・」でも給付は減るばかり負担は増えるばかり。フランシーヌの気持ちは良ーく分かり過ぎる。