トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「味噌酒粕漬けのキュウリと野沢菜」

2021-03-24 | 何よりの楽しみ
 漬物が「料理」であるかどうかの議論はさておいて、二週間ほど漬けこんだ野沢菜とキュウリを取り出して試食する。イブリガッコとキュウリの古漬けを入手できず野沢菜漬けと値引き札の付いたキュウリの浅漬けを投入したのだ。機会があればイブリガッコとキュウリの古漬けは酒粕漬けにしたい。

 さて、味はやはりうまい。キュウリの浅漬けはキッチンペーパーで水分を拭き取り、野沢菜漬けも水分を絞って漬け込んでおいたのだが粕床の緩みは増している。仕方が無いから切り干し大根と高野豆腐を再投入し水分を採る事にした。キュウリは半分を試食する。酒粕漬けの影響が濃く出て塩味より甘い感じのする漬物になっている。野沢菜の漬物も茎1本をズルズルと口に吸いこめるほどの感覚で、やはり塩味より甘味感が勝っている。
 砂糖は入れていないと思ってレシピ本を確認したら大匙3杯ほど入っているし、粕は塩分を抜く作用もあると記載されていたので「塩抜け」は間違いなかった。

 これを熱いご飯に乗っけてしまえば他のおかずは無くとも食せるが栄養失調になりかねないから、あくまでも箸休めや口直し、あるいはお茶の友としての扱いだろう。他人には勧めないけれど容器から取り出して洗わずに食べられるのが何ともお爺の横着さに適っていて嬉しい一品である。