トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

段差工も乱杭のお蔭

2021-03-07 | 水辺環境の保全
 適径の枝を活用し杭を多数制作する。3桁の数が必要な乱杭に購入品を当てるほどの財政力はないのだ。とりあえずコナラとクヌギから50本程度の杭を作れたから早速、泥水池からの放流路の補修に使う。傾斜が急でカーブしている上に漏水孔を全滅させるほどの作業は行えず、段差工を施した場所場所ごとでの漏水孔に対処するだけで精一杯なのだ。

 出水時はかなりの流量になり、そのための浸食も激しく段々ごとの洗堀も目立ち、下抜けも発生している現状は放置できなく、乱杭を多用し水勢を緩和する事で浸食を押さえようとの魂胆である。ただ落込み部の洗堀で段差が大きくなった部分に乱杭を打ったところで落差は小さくはならない。そこで今回伐採した幹を据えて段差と水勢に抵抗してみる事にした。
 本来は道糸を張り傾斜を一律に押さえて段差工と乱杭を据えれば合格点なのだろうが、そこまでの念入り作業を行うほどの余裕が無い。とりあえずの造作でお茶を濁す。水路の水も濁らしてしまった。

 この日で乱杭打ちは終わらずカーブ部分に護岸用の乱杭列を打ち込まねばならないのだが数が揃わず、そこにはマキの幹から割り取った杭が用意できるまでは作業は先延ばしである。