トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

大実クワの萌芽更新

2017-09-19 | 今日は真面目に
 クワの更新時期は果実が熟した後なのだが、色々と先に着手せねばならぬ事が入り込み秋になってしまった。これでは今期の萌芽と花芽の形成は全く期待できない。
 とはいうものの、この樹の仕立て直しは数年前から考えていた事で、優先事項でもないので結果的には「処理できただけまし」というものである。

 伐倒した樹長を近くにあった4mの塩ビ管と比べると二倍超なので10m近い樹高があったはずだ。この高さになると、どの枝のクワの実も手が届かず、落ちた果実を拾い喰いせねばならなかった。今回、伐採し萌芽が順調に行われれば、おチビちゃんでも摘み取れる高さで維持したい。まあ、お蚕さん用の桑畑の株立ち樹高が目標になる。

 萌芽更新を意図した時から根元からのひこばえを育て、この幹が150φ程になっている。来期は少しばかりだが、この樹の果実で楽しんでもらう。二年後には更新された若木から採果出来るはずだ。伐採し枝払いと玉切りをしたところでギブアップ、どちらにしろ集積までは終わらないし、意外と暑く飲料水も尽きてしまったので重役ご帰宅とする。

 加えて採果より重要な事は、伐採した事で北側のエノキ林に日照が行き届き、健全な成長を促せるだろう。一本しかない大実クワなので楽しみにしている向きもあろうけれど、それだけで放任は出来ず全体最適化が優先すべき事態だ。

 スタート ➡  重心移動の枝打ち ➡  再度の枝打ち

            伐採した事で明るくなった ➡  枝払い・玉切り

今日のトンボ「初観測かどうか」

2017-09-19 | 小父のお隣さん
 泥水池の水見回りの途中、見慣れぬトンボを発見した。周囲を往復飛翔しているので撮影チャンスは無いと判断して特徴を観察する。
      ・体長70~80mm程度
      ・体色は暗くトラ模様は確認できなく単色にみえる。
      ・シルエットの胸部は舟形に見え、腹部末端も肥大している
      ・背の両翅の間が土壁色に見えた
 大きさからサナエトンボ科と推定したのだがエゾトンボ科にも似たシルエットがある。ミヤマサナエやオナガサナエに近いシルエットだったが決め手が無かった。何年か前に見たハネビロエゾトンボに似たシルエットの様にも思えるが写真が無くては「見なかったと同じ」である。
 それでも稀にとは言え、こんな事があると水辺の手入れを続けなければならないと、自らの尻を叩く気分になる。まあ、紛れもない「水商売」だ。