![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5a/cb/99858619437543c9997b58e642274dd6_s.jpg)
なんとか甘酒を簡単に作る方法はないかと考え、もともとは糀だからと酒粕を用いてみた。言わばひと昔前の合成酒みたいな感じだろうか。
価格的には乾燥糀とほぼ同等だから、あえて試す必要も無いのだけれど雨の日の遊びでもある。水で溶いて50℃で保温。3時間経過した頃に味見したが何も変わっていない。
そこで気が付いた。原料は糖化させアルコール発酵させた澱である。となると糖化できる材料が無い。それではと余りご飯をレンジで粥にして加え、さらに数時間、結局は10時間たっても甘味は増えなかった。
「馬も四足、鹿も四足」、糀の成れの果てでも可能だろうとの試みは見事頓挫したのだった。糖化する澱粉は粥で加えたし、加熱処理してないので酵母は活きていると思っていたが当てが外れた。失敗の理由の一つはアルコールが含まれている事によるのだろう。アルコールは殺菌作用があるから醸造過程で酵母は死滅したのかも…。発酵大王小泉先生、これが解でしょうか。
まあ、それはともかく砂糖を加えれば世間的「甘酒風飲料」にはなるし、酒粕に含まれる健康成分は摂取できる。しかしながらアルコールの風味は意に沿わず、二枚貝の食糧として使う事にした。1ℓあるから2カ月は使える。