トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

一日一件 or 一日一作

2017-09-26 | 水辺環境の保全
 先日から吐水量が減少しており、水源環境を確認に行っても集水升までは異常が無い。となると送管内部の問題だから「強制排水」を近日中にとの心積もりでいたのだが、この日の水見回り時には一滴も落ちていない。

 吐水口を見るまでもなく、途中の浅い池はことごとく底を露わにしていたから断水は覚悟していたものの、池の底が乾燥する前に湛水せねば水生生物が大量絶滅しかねない。分水堤の土嚢積みを予定していたのを変更しポンプ一式を車載し水源に向かう。
                 泥水池3   二つ池

 後はいつも通りの作業だけれど、小一時間強制送水する間に水路の補修をする。作業中、ときおり小型のヤンマ型トンボが飛来し近くをうろつく。どの人にでもこんな行動をするのかどうか分からないけれど、何となく癒される気になるのだ。

 所定の時間、強制送水をし、何時もならポンプを止め送水ホースを引き抜くのだが、今回はアイドリング状態で力任せに引き抜いた。
 送水ポンプを停止させ引き抜けば容易だけれど、抜く間の短時間は送水が止まる。この事が強制送水をしても一昼夜水量が回復しない原因になっているのではと思い至ったからだ。案の定、撤収し吐水口を確認に行くと十分な量を吐き出している。もう「ビンゴ!」である。

 湛水するまで一昼夜必要で、昼にはまだ間があったものの新たな作業を行う気にもならず、殿様帰宅とした。とは言え、家では家でのよんどころない作業があって「貧乏暇なし」、こんな私に誰がした!。