トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水地のフジバカマ

2017-09-16 | 感じるままの回り道
      

 泥水地のフジバカマが開花した。この株は自然実生株で由来が分からない。至近のフジバカマは拠点道具小屋横で距離にして数百メートルはある。実生株でもあるしアサギマダラが訪れるから周辺のヒヨドリソウと共に残してきた。
 通常のフジバカマの背丈は知らないのだが、この株は背丈を超え2メートルに達している。花を観賞するには不向きなものの、蝶の吸蜜には困らない。
 この株が開花して数年、今期は近くでも一株が開花した。杭を立て、刈り払わないよう踏み潰されない様にしていた結果だが、来期は株立ちしてくれるはずだ。

今日のトンボ「ウスバキトンボ」

2017-09-16 | 小父のお隣さん
 分水池の浚渫をしている周りにウスバキトンボが低く小さく周回している。クヌギ林の空間でも同じような飛翔だったので「何かおかしいなあ」と思いつつ休息していたら、膝で組んでいた手に止まったのだ。
 秋口になるとシオカラトンボやマユタテアカネなどは日溜りに居る時に止まってくる事は珍しくも無いのだが、ウスバキトンボは恐らく初めての体験である。通常、生物を捕まえて撮影する事は蛇位なので、普段見ているトンボでも詳細を知らない事が多い。

 実際に目の前で角度を変えながら眺めていると微細な体表面の模様が良く分かる。一言で言えば「地味系のトンボなのに意外と美しい」に尽きる。縁紋が薄茶だったのは知らなかった。少年期、ホルマリンなどの強毒性農薬が導入される前までは、トンボも蛍も雲の様に群れていて、突入すれば身体に当たってくるほど生息していた。

 先日「台風トンボが減少した」と言う記事が出たが、起点を何処にしたかで結論は異なるだろう。里山とかかわった頃を起点にすれば、小生は「減少」との印象は無い。それよりも「広い空間が好み」と思っていたウスバキトンボが林内の小さな空間や足元の狭い範囲に群れているほうが気になる。
    
                  

行きはヨイヨイ帰りは重い

2017-09-16 | 何よりの楽しみ
 拠点の小さな菜園で作った冬瓜とゴーヤをM氏から頂いた。小生の持ち分の畑も一畳程度あるのだが、連作障害で生姜を植え付けしなかったから野草の生えるままになっている。そんなわけで、時々はおすそ分けをしてもらい食卓に並べる。

 拠点まではクヌギ林となった斜面を登らねばならないのだが、九月ともなると吸汁している甲虫も見えなくなって脚の運びが更に重くなる。軽やかに斜面を登れた頃はどんどん遠く去って、足の運びはどんどん重くなる。
 とは言え、この日は買うには高い冬瓜まるまる一個頂戴したから、帰りの背中は重くとも足取りは軽くなる。冬瓜は「あんかけ」で食するのは決めているが、肉でなく魚と合わせてみようと思案中。