トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マルタンヤンマの産卵」

2017-09-03 | 小父のお隣さん
 「やさしい トンボ図鑑 ③」自然通信社刊 P52より引用
 いつもの水見回りで上の池を眺め、普段と異なっている状況は直ぐに理解した。橙褐色のヤンマが産卵していたのである。それも三匹三カ所だ。現場には小生独りだから言葉は必要ないけれど言葉を失ってしまった事態である。幸いにも脳卒中では無かった。

 「不整脈か?」と高鳴る胸を押さえ足場の悪い水際を精いっぱい近寄ったのだがケータイでは判明し難い距離だった。数枚撮影したが水中に腹部を没しながら産卵する絵は撮れなかった。
 初夏に頭上を飛ぶ個体を二回ほど見ただけの頻度だから、三匹が産卵する場面など「無形天然記念物国宝級」と言って良いのである。

 このトンボの体色はオスの青色と同じく「比類ない体色」と思わざるを得ないほどで、産卵数は三匹なら二桁から三桁近くまで行っていると想像するけれど、通常成体を視認できるのはシーズン0~1回程度で、撮影できなかったのは本当に惜しまれる。デジカメは車内に置いたままだった。

 翌日も、その翌日も撮影したくて水見回りは格好だけにしたのだが、分かっちゃいたけど「次回は無し」。それでも「万が一」に頼りたい自分がいた。
 まあ、トンボを見る心算で自分を観てしまったが、極楽とんぼと成るのも容易ではない。苦労はついて回り「執着してはいけない」とお釈迦様もおっしゃっているものの凡人たるもの因果である。

梅畑の刈り払い

2017-09-03 | 小人閑居して憮然
 今期最終回になるのか、もう一回の刈り払いが必要なのかと思いながら梅畑の刈り払い作業を行った。年々、ヤブマオが勢力を拡大し面積の半分近くを占めるまでになっている。繁茂した部分に下草は伸長しないから、大型草本でも茎を薙ぎ払えば直ちにすっきりしてくれるのは有難い。
 しかしながら早い徒長を許しておくと猪のお休み処を提供する事にもなるから、逐次刈り払いを実施したいけれど、現実は意のままにはなり難い。

 そのうえ、毎度の事だけれど孟宗竹を資材として切り出し不要の部分を投げ捨てていく行為が絶えない場所なので、これが刈り払いのストレスになっていく。
 今回も前回の刈り払い後に放置された枝や未処理の稈があって、これを処理集積してからでないと刈り払いが済まなかったのである。
 信じられない事だけれど、作業途中で愚痴話をかわした顔見知りの人から「お宅の仲間」だと言う話が飛び出し、ただただ呆れるばかり「ハァーッ」である。

   ➡    ヤブマオ払えば雪の様、手前が放置材

              ➡   クワも萌芽更新が必要になった