暑い夏が明けて、おチビちゃん達が戻ってきた。5月、田植えをした泥水池に立って「あれまーっ!」である。稲穂は影も形も無いからだ。
稲刈りしたんですか…なんて声も聞こえたけれど、ここは「猪の害」と言うしかなかった。まあ、おチビちゃん達は記憶にはないから、ツチガエルやメダカ、はたまた数少ないオタマジャクシを見つけてはしゃいでいる。
羽化の最盛期も終わって稲も無い事だし「入っていいですよ」に何人か入った。1か月以上のブランクがあると、イヤイヤする子もいて面白い。
駐車場に咲いたキバナコスモスにモンキアゲハが来ていた。この蝶、クサギやゴンズイの花に集まっているが、撮影を許してくれない蝶でもある。ましてやクサギやゴンズイの花は地上高く上向きで開花しているから撮影機会も少なくなる。
人為的に蒔かれた種子からのキバナコスモスと思うが、この花は蝶が集まる花としても知られる。
ありふれたモンキアゲハにカメラを向けたのは羽根のオレンジ色が鮮明だったからで、普段は、この色彩や模様を確知する事は稀で、「こんなに綺麗だったのか…」そんな気持ちだった。まあ、アゲハ類にはおおむね見られる模様で珍しくもないのだが、白とオレンジの対比が美しかった。