トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

貯水機能の確認

2013-09-06 | 水辺環境の保全

Photo  未明から雷雨の激しかった朝。午前四時頃、雷と雨の音の中に緊急音らしきものが聞こえて目が覚めた。雷雨の音が激しくて聞き取りにくいが、聞いたことのない「盗難警報装置の作動音」のようだ。おおかた激しい雷雨で誤作動をしたのだろうが、鳴りやんだのは六時を過ぎてからである。

 雷雨も収まりかけると警報音が煩い。近所の車両からは時折誤作動音が上がるが、夜間早朝では迷惑この上もない。

 昼過ぎに雲行きも安定してきたから水見回りに出かけた。トンボ池、泥水地とも放水路と流入制限の仕掛けが効果を発揮して越流部分はなかった。今回は漏水防止加工をした泥水地№4の池の確認だったのだが、流入量が多いから満水位当たり前、先日の作業の結果は確認できなかった。


捕獲の仕方

2013-09-06 | 感じるままの回り道

Photo_3   シオカラトンボが蜘蛛の巣に絡まったのを見て、蜘蛛が糸をかけるのを撮影しようとした時に、蜘蛛の行動は終わっていた。まことに素早く一瞬の早業だった。

 ところがである。頭部に糸を絡めただけで巣の端に戻り動かない。翅を動かせないほど糸まきまきすると思っていたので「エッ!」と思った。

Photo_4  道理を考えてみれば、反撃される最大の脅威は大顎だから、そこを封じてしまえば安心だし視力も奪っている。確かめたくて次の事例を探したら新鮮な別の個体が見つかった。

 このトンボも頭部に網をかけられている。翅は巣に絡んでいる訳でもないが、羽ばたいても外れる様子は無い。カマキリの捕獲を見ていても、まず頭部を押さえ最初にかぶりつく。抵抗を最小限にする知恵なのか本能なのか、ともかく合理的に行動している。当たり前か、命のやり取りだもの…。そう言えば歌にもあった「トンボのメガネはベタベタメガネ、蜘蛛のお糸が付いたから、付いたから…」