オニヤンマがぶら下がった。今季初めて見る静止した姿で、またとない撮影機会だ。会友二人が動きそうなので静止してもらい慎重に接近し、ようやく一枚撮影出来た。
飛行をしている姿は、ほぼ連日の様に出くわすのだが静止する場面は稀だ。よく見ると翅は曇りが見え、傷みがある。もうすぐ寿命が尽きる時期なのかもしれない。
撮影を終えると、会友のA氏が捕獲しようと寄ったので、これは静止した。容易に捕獲できるものを捕獲するのはフェアではない。ましてや弱った固体である。こんな姿を見かけるという事は最盛期も過ぎたという事でもあり、もうすぐに赤トンボだけしか見られなくなる季節がくる。
棚田の稲刈りをした。猪の被害防止策の策は効果があって、侵入を防止できたが倒伏までは防げないから、倒れた稲の刈り取りとなった。
復元してから毎年作付けしてきたが、今年は日照障害樹を除伐したにも関わらず、株張りが少なかった。手入れは例年通りだったから理由がわからない。分けつは例年の半分ほどだった。結束した稲束を沢水で泥落としをし、水を切ってから車道まで300メートルを運び、車で拠点の駐車場に設えた稲架に架けた。
農家の稲架より高いのは、猪の食害を避けたいためで、この高さでは後ろ足で立てば食べられる。これ以上高くすると作業が出来ない。無駄骨になるかも…。