トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

全て盗られる前に

2013-09-09 | 小人閑居して憮然

Photo_5  会友のM氏が「やられた!」と報告に来た。捨て作りしていた冬瓜を充実したのばかり3個盗られたのだ。猪さえ見向きもしない冬瓜を、である。

 昨日昼過ぎに帰る時まではあったので、昨日の午後以降に荒らされたのだろう。捨てづくりとは言え、全くの草ぼうぼうの中ではないし、M氏は連日のようにこの夏、水やりに通っていたのだ。

 棚田を荒らす猪には、悪態ついても「仕方がない」気分大なのであるけれど、「野荒氏」には悪態はつけないが、全くもって不愉快だ。9月の例会日に会友で収穫予定だったが、すべて失う前に収穫してしまった。

 まあ、購入して植えた幼樹は盗られる、育苗床のヤマユリ・ササユリは掘り取られる、繁殖用母樹さえも枯らされる、と枚挙にいとまがないほど虎視眈々と自己の利益に邁進する輩は絶えることが無い。この連中は、何食わぬ顔で老獪なのである。写真をアップして世間を騒がせるような事はしない。


夏の終わり

2013-09-09 | 小父のお隣さん

Photo_2  庭のローズマリーに止まったアゲハ、翅の傷みが甚だしい。右の翅は三分の一ほど失っているし、尾状突起も無い。

 模様の黒い部分が多いからナミアゲハの様に思ったが、キアゲハかもしれない。捕食もされず生き残っている。Photo_3

 泥水地で産卵しているクロスジギンヤンマも翅の傷みが多い個体ばかりになった。飛び方もヤンマ類の悠々と力強い飛翔力はもう無い。

 山はツクツクホーシの合唱が最盛期、夕刻までいないからヒグラシを聞くことは無いが、例年、未明に無くヒグラシを今季は全く聞いていない。この世の夏を謳歌した虫たちには、諸行無常の頃となってきたが、「良く生きた!」と賛辞は惜しめない小さな命である。