トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

猪の忌避剤としての「狼の尿」

2013-09-23 | 小人閑居して憮然

Photo  獣害、特に猪の被害を防止したくて「効果がある」と宣伝されていた「狼の尿」を棚田で使った結果も「効果なし」だと言って良いだろう。敵も生存がかかっている、馬鹿ではない。

 田圃の周囲、畦や堤に所定の間隔で配置したのだが、装着支柱の根元まで掘り返されている始末だった。泥水地での試行も「まったく忌避効果なし」だったし、棚田での試行結果など自明の理だったのだが、多少は期待していた面もある。

 安くない費用を投じて、我らの棚田での「費用対効果」はマイナスと断言できる。気分商品にもならなかったが、ドクダミやクレオソート丸薬、ウコンチップ、栗の毬などは多少は敬遠してくれた。結果は同じでも、こっちの方が精神衛生上、遊びがある分、ストレスが無い。

 早い話、とりあえずは「物理的防止策」、放獣した結果なので、長期的には「生息絶滅策」が最良なのだろう。


徐竹地の刈り払い

2013-09-23 | 今日は真面目に

Photo_2  今季の最終刈り払いになるだろう、真竹の全伐地の刈り払いをした。お盆前の前回までの様に真竹の再萌芽が全く無く、夏草だけだったから刈りやすかった。それでも、オヒシバ、メヒシバのようなイネ科の草本は地上部でビッシリと絡み合って密生していたから、刈り刃を移動させる時は、結構な抵抗になる。ともかく量が多いのだ。

 燃料タンク二杯分の燃料を消費してようやく終わった。刈り草はそのまま放置だけれど、ここは竹の根が密生している場所だから、猪も遠慮気味である。どっちかと言えば「掘り返して欲しい!」。

 あと2日分ほどの面積を刈り払えば、ようやく林内の作業に入れる…と思っていたら、棚田の稲を乾燥させるための稲架を23日までに設えねばならなくなった。貧乏暇なしである。

 


仲悪っ!

2013-09-23 | 小父のお隣さん

Photo  庭の縁台で工作をしていると蜂の羽音がする。ほぼ毎日見かけるリンゴの幹への飛来だ。尾端が黒いからヒメスズメバチと見た。

 樹液が出ている訳でもないのに熱心に頭を突っ込んでいる。もう一匹来たので同胞かと思ったが、どうもそうではないようだ。接近すると双方とも翅を立てるし腹部を大きくし威嚇しあう。腹部の模様を見ると別種のようで黒と茶色の模様の順序が異なっていた。

 一匹は幹に取りついて、一匹は周囲をうろつくから、攻撃行動は「無い」と確信していても落ち着かない。蜂の寄り付く幹の傷を仔細に眺めていて気が付いた。蟻道の痕跡のようなのだ。

 溝は40㎝程上下に走り、下側には手の平大の樹皮が欠損した部分がある。今まではテッポウムシの傷跡とばかり思っていたのだが、仔細に見たせいで不信感がわいた。蜂が邪魔になるから追い払い、傷口をほじってみたらアリの巣だった。木質繊維を重ねてうまく誤魔化してあった。

 もうほっとけないから殺虫スプレーを噴霧、樹皮と木質の間を巣にしていたようだ。蜂が首を突っ込んでいた孔は、蟻の開けた出入り口に違いないのだが、行為の意味が分からない。