とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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これが人ならヤクザです「欧州連合EU」さん

2009年05月30日 19時05分04秒 | 経済
「ちょっとアンタ、儲け過ぎじゃないかい?それだけ儲けたんなら、うちの組にもお金を落としてもらわなきゃ。不公平ってもんだよ。」

というのはヤクザだけだと思っていたら、もっと上手がいたので驚いた。

その名前を欧州連合(EU)という。

先進国の主メンバーが重要ポジションを占める国際機構。
その裏の姿はみかじめ料を要求するヤクザだった。

「Microsoft社はOSに組み込むインターネット閲覧用webブラウザに他社のものを選ばなければ罰金を取る」
と欧州連合は発表。
2週間ほどの間に結論を出すそうだ。

ウィンドウズOSからのみかじめ料では納得できず、付属ソフトにまで口を出しはじめたと言うワケだ。
「市場占有率が高すぎて、独禁法に抵触する」
というのが基本的な理論だけれど、別に好き好んでウィンドウズOSが市場を席巻しているわけでもない。
市場がそれを選んだ結果、今のOS市場は形成された。
にも関わらず、売れ過ぎだからカネをくれ、というのもあまりに品がなさすぎる。
これが紳士の国や芸術の国、技術の国の言うことか。
自国の産業が立ち行かなくなったからといって、関係ない外国からそれを毟り取るというのは、国家の零落を証明しているようなもの。
こういうことを言って恥じないのが不思議である。

尤も、彼らの場合、従来あった繁栄は過去数百年に及ぶ植民地支配のなせる技。
土人という名の現地人をただ同然で酷使したプランテーション、貴金属の搾取、王室廃止、人頭税、奴隷制、などなど。
恥じる心があれば搾取するための植民地支配などなかったはず。
だから、旧植民地の会社からみかじめ料を徴収することなどあたりまえ。

ちなみに植民地の企業でもないのに同様の手法で任天堂もみかじめ料を払わされた。

ということでMicrosoftには「みかじめ料」分を上乗せして欧州連合の国々には製品を販売することをお勧めする。
どうせこんなスピリッツの欧州連合の会社なんかに対抗製品なんかできっこないんだから。


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2 コメント

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保護主義? (船長@経済にウトイ経営者)
2009-06-01 16:15:19
う~ん、難しい問題ですな。
確かにEUの主張通り「Windowsが売れすぎて独禁法違反状態」であり「だから自国のソフトが売れん」のも事実です。
かと言って、ユーザーが喜んでWinを使っているのかというとそうでもないでしょう。
第一、今時ブラウザソフトにカネかける奇特なユーザーって何人いるんでしょ。IE以外に乗り換えたら、一部のサイトがうまく表示できなくなる可能性さえあります。

どこやらの国みたいに、アメリカさんの言うまま、米だの肉だのオレンジだの、ドンドン自由化してしまって、ベトナムから事故米を輸入した上に自国内で偽装して売りまくっているのもアホな話です。

自由化によって価格が下がれば我々消費者はありがたいけど、回り回ってGDPは下落し、日本の経済がボロボロになっている、というのも現実ではあります。

結局、力のあるモンが勝ち、なのが資本主義社会なのであります。

・・・というような話を、今度のオフ会でやりましょう(笑)
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キャッチボールの一種かも (監督@とりがら管理人)
2009-06-02 22:29:02
船長さん、カキコありがとうございます。

富めるものから奪って、乏しいものに配分する。

リーマンショックでボロボロになっている製造業の公的支援金に充てるための「ゴネ」の一種かもしれません。

確かに。
IEでないと見ることのできないサイトがあるのも確か。
Macユーザの私が言うのですから、間違いおません。
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