とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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リンリン死す

2008年04月30日 12時45分43秒 | 社会
上野動物園のパンダ「リンリン」が死んだ。
リンリンランランのリンリンではなかってよかった。
などと茶化すと抗議が来そうなので、やめとこ。(っていうか、いまどきの若いもんはリンリンランランと言っても知らないであろうが)

これで上野動物園にはパンダはいないことになった。
これは上野動物園にとってはショックかもしれない。

「パンダがいなくなったら通年でも、あの北海道の片田舎の旭山動物園に負けるやん」

となるかも知れないからだ。

それにしても日中友好の印として寄贈されたジャイアントパンダ。
その望みとは裏腹に日中の関係は、自由資本主義で立憲君主の近代国家と共産主義という前時代の遺物のせめぎ合いで悪化の一途をたどっている。

東京に住んでいないからかもしれないが、私は上野動物園にパンダがいること最近はほとんど忘れかけていた。
パンダといえば関西では白浜のアドベンチャーワールドで、上野動物園はすぐには思い浮かばない。
それに近年は先にあげた北海道の旭山動物園が脚光を浴び、実際に行ってみるとその展示内容からなにから何まで、都会の動物園よりも洗練され理想的なのに舌を巻いた。
こうなるとますます上野動物園の存在を忘れていたのだ。

「客寄せパンダ」
の言葉のとおり、パンダは集客を目指す動物で、金ずるなのかもしれないが、正直言って寝そべっているパンダを見るより、旭山のゴマアザラシやペンギンの泳ぐ姿のほうが衝撃的で楽しい。
そういう「すごい例」を研究した上で、パンダの誘致を進めてもらいたいものだ。

なお、どうしてもパンダがほしけりゃ落語の「動物園」を参考にせよ。
そのほうが、きっと面白い動物園になること間違いない。


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