とりがら時事放談『コラム新喜劇』

政治、経済、映画、寄席、旅に風俗、なんでもありの個人的オピニオン・サイト

ヤンゴンが大変だ!

2008年05月05日 19時50分39秒 | ミャンマー旅行記・集
「ミャンマーがサイクロンの攻撃あって宇宙空母ギャラクティカの出動を待っている」
なんてふざけたブログを書いていたら、ホントに大変なことになっていたのでビックリしている。

3年前のインド洋大津波では我が自衛隊はどこの国よりも先駆けてタイのプーケットにいち早くその護衛艦を派遣したのだったが、今回は何をしているんだ、と私は言いたい。

軍事政権に遠慮、というよりも軍事政権を非難している英米の政府に遠慮してか、インド洋に展開している我が艦隊にミャンマー救助の命令を発していないのである。
嗚呼、ミャンマー、もといビルマでは先の大戦時に17万人の日本人将兵(台湾籍・朝鮮籍含む)がかの国で非業に倒れ、あるいは病に侵され帰国の困難に立ち会ったのであったが、会田雄次著「アーロン収容所」に記されている通り、戦に敗れた日本人を暖かく遇してくれたのはミャンマーの人たちなのであった。
それなのに、ああ、それなのに。
日本は......冷たい。

尤も、我が自衛隊は当該国からの救援要請がない限り動くことはできないので仕方がないともいえるが、私が繰り返し訪れているヤンゴンは壊滅状態。
なんとかしてあげたいと思うのが人情だ。

テレビのニュース(CNN)で確認したところ、サイクロンはアンダマン海で発生し、私の好きなビーチ「グエーサンビーチ」辺りに上陸し、パテインからヤンゴン、そしてバゴーを襲ったらしい。
どの街も、行ったことのある街と地域で、私は大きなショックを受けているのだ。

インターネットのニュースによるとヤンゴン市内の街路樹は軒並み倒れ、道路を塞ぎ、電柱は家の壁に突っ込んでいるという状態だ。
私の定宿「パークロイヤルプラザ」がどのようになっているのか、今のところ判然としないが、いつもお世話になっている旅行社のHPは一時的にアクセス不能に陥っていたが、昨日夕方、復活しているのを見て一安心したところだ。
私のお世話になっているガイドで友人のTさんはすでにヤンゴンどころかミャンマーを脱出し国外で住んでいるので安心しているのだが、お世話になったお坊様や、一緒にご飯を食べた僧院の子供たちはどうなったのか、大いに心配しているところである。

外務省の役人の皆さんはGW休み中らしく「海外危険情報」にも今回のサイクロンのことは書かれておらず、間抜けとしか言いようがない。
ちなみに在ヤンゴン日本大使館も日本人学校のHPも更新されず、サイクロンの被害は伝えていない。
多分、アクセスできないのだろう。
ミンガラドン国際空港も閉鎖されているらしく、現地の日本人はどうしているのだろうか。
○○さんはダイジョブなのだろうか。

ただでさえ経済的に乏しいミャンマーのこと。
これからの復旧が大変だ。
イカサマ選挙している場合やないやろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿