とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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天洋食品と南京事件

2008年03月10日 06時32分50秒 | 海外の出来事
どうやらサミエル・ハンチントンの分析は間違っていたようだ。

ハンチントンはその著書「文明の衝突」で世界を八つの文明圏に分類。
西欧キリスト教、南アメリカラテン、イスラム、アフリカ、ヒンドゥー、東方正教会、儒教、仏教、そして日本と分けた。
それぞれの地域が持つ宗教、文化、価値観に基づく分類がなされたわけだが、日本だけは「独自文明」と唯一の1国1文明圏に分類され、ちょっとした仲間はずれをされた。

ところが昨今の中国の「毒入り食品事件」で中国の対応を観察していると、どうやら世界の文明は儒教文明圏とその他文明圏に分類されるのではないかと思えてきて仕方がない。
つまり、自分がミスったら正直に謝ることのできる大人の文明と、ミスったことが明らかであっても、へ理屈、ウソ、ハッタリ、捏造、恫喝、我がままを駆使して非を認めることのできない出来の悪い子供の文明だ。

新聞報道によると毒入り餃子を出荷した天洋食品が、
「根拠の無い報道をされて損害を被ったので、当社に不利になる報道をしたマスメディアに賠償を求める」
とのステートメントを発表した。
これって逆ギレ以前の問題ではないか?

中国と言う国家が自分の非を認めないというのは従来の態度を見ても明らかだ。
つまり先に述べた出来の悪い子供文明圏。
そこには必ず中国人にしか通用しない独自の論理が展開される。
毒入り玩具然り、毒入りペットフード然り、毒入り野菜、毒入りウナギ、毒入り海産物。
どれもこれも「根拠がないからウチのせいではありません」で片づける。

重要なのは、中国の事実をぐらかし、非を認めない態度は今に始まったことじゃないということだ。

毒は日本側で混入した。
報道に対して告訴する。

これってまったく南京事件と同じじゃないか。

日本軍は南京で虐殺事件を起こした。
世界に対して告訴する。

いい加減うんざりする。

南京事件が存在しなかったことは多くの証言や物証で明らかだ。
にも関わらず時とともに想定被害が拡大し、日本軍がとったという残虐行為も次第に中国共産党や中国国民党が自国民に対して行なってきたジェノサイドの内容と一緒になってきた。

平気でウソをつき、自己の利益のためなら歴史をも捏造する。

天洋食品の逆ギレは南京事件がウソであることの参考サンプルに成り得るのかもわからない。


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