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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



「イラクの子供たちは、小学1年生から英語を習っています。(二コッ)」
と言ったのはNHKの「海外ネットワーク」の女性キャスター。
でもって、イラクの子供たちが教室で英語を習っている風景が、さも美談のように流れ始めた。

私はイラクがアメリカの植民地になることを目指しているとは知らなかった。
そして、NHKはそれを「正しいこと」と思っているとも知らなかった。

自国語をきっちりと話すことが未だできない子供に対して「英語、すなわち外国語を教えること」は果たして善なのか?

日本でも一時、というかつい最近まで外国語にとっても弱い団塊の世代の人たちが「子供には小学校から英語を教えよう」などと分けの分からないことを主張して、実際小学校から英語を教えるようになった。
子供時代に英語を学習したら習得するのも早んじゃないか、という浅はかな考え方からのスタートだろう。

おかげで、イチビって片言の英語(実用に供さない)を話せる子供は増えたかも知れないが、簡単な漢字も「読めない」「書けない」子供が激増。
ついでながら挨拶もできない、礼儀も知らない子供も激増した。
ちゃんとした自国語を学ぶことは、すなわち自国のアイデンティティを確立さすことにも繋がる。
外国語である英語は将来の道具でしかない。
大人になってからでも十分に学ぶことができるのだ。

英語を学ぶイラクの子供たち。
中身なんかどうでもいい、いかにもNHKなレポートだった。

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