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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



今年の春。
出張で行ったシカゴのホテルでテレビをつけるとアカデミー賞の授賞式をやっていて、なぜか画面いっぱいにゴアの顔。
ゴアといっても「マグマ大使」のゴアではない。

クリントン政権で副大統領を務めたゴア氏だ。

なんでも「アカデミードキュメンタリー賞」受賞ということで、本人はいたく喜び、思いっきり張り切ったスピーチを飛ばしていた。
しかし、ゴア氏の喜びとは正反対に「アカデミー賞のドキュメンタリー映画賞ってそんなもの?」
という気分にさせたことも否めない。
つまりアカデミー賞の価値を下げたような気がしたのだ。

で、今回のノーベル平和賞の授与。

私はてっきりイグノーベル賞平和賞の授与だと思ったが、本物だった。

もともと胡散臭いノーベル平和賞だが、今回でよりいっそう胡散臭くなったのは言うまでもない。

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