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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



ブッシュがアホなら議会もアホ。
同じアホなら踊らにゃ損ゝ。

ということで、米国議会が先々月に「従軍慰安婦非難決議案」(ターゲット日本)を可決させたのに続いて「90年前のアルメニア人虐殺非難決議」(ターゲットトルコ)を可決させた。

このアメリカ議会というのはアホの塊なのか。
どうしようもない連中だ。
首領(ジョージ君)がアホなら手下(議会)もアホだったということだ。

従軍慰安婦問題なんぞ、最初から存在していないものに対しての非難決議。
アルメニア問題も「大いに信憑性に疑問のある事実」に対しての非難決議。

こういう証拠もないし、疑わしい事項に関して「悪いやつらじゃ、反省せい!」と訳のわからない決議を可決し続けるアメリカ議会には、まずは自らをして反省していただきたいものだ。
つまり自らを非難する議案を出して、可決していただいた上で、他国を非難していただきたいと私は言いたい。
但し、非難は「それが事実」である場合にのみ対して行うことも当然だ。

で、アメリカ議会に自らを非難していただきたいのはちょっと上げただけでも次の通り。
・第二次大戦
 「沖縄地上戦において多数の民間人を死に追いやった残虐な罪について」
 「広島、長崎に原子爆弾を投下して多数の民間人を一瞬、あるいは長期間にわたって苦しめ殺害した残虐な罪について」
 「ナパームを成分とする焼夷弾で東京、大阪など主要な都市を人ごと丸焼けにした残虐な罪に対して」
 「先に中国に自軍を送り、中国と交戦中の日本軍を攻撃させていたのに『パールハーバはだまし討ち』とのたまるウソつきな罪に対して」
 「理由も権利もなく、敗戦日本の海外資産を国有民有に限らず全て没収し、未だに返還されていない事実について」
・フィリピン
 「独立紛争に対して、アメリカ政府に対する反政府運動に関わった数十万人を処刑した罪に対して」
・ベトナム
 「ベトナム戦争時に枯葉剤をはじめとする化学物質を無差別にばらまき、ベトナム国民に甚大な健康被害を与えた罪について」
 「ソンミ事件に代表される軍の暴走による一般市民大量虐殺の罪について」
 「でっち上げのトンキン湾事件で北ベトナムを空爆した罪について」
 「勝手に支援を打ち切り撤退し、南ベトナムを混乱に陥れた罪について」
 「キリスト教徒の南ベトナム大統領を支援するについて仏教徒(ベトナム人口の50%)を弾圧したことに対して」
 「無数のナパーム弾で一般市民を村ごと焼き殺した罪に対して」
・イラク
 「自分で育てたサダムを裏切り、罪を全部押し付け口封事のために処刑した罪に対して」
 「9.11とはなんの関係もなかったのに、(ヤクザのように)因縁をつけて解放と称して押し入った罪に対して」
・イラン
 「ペルシャ湾のイージス艦から発射したミサイルがイランの国内線航空機に命中して撃墜してしまった罪に対して」

ということで、自分を反省せずに証拠もないのに他人を非難する人のことを、今後は「アメリカ議会する」と表現したい。

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「人道面での協力推進」「国際舞台での共同努力」

どこの国の放送局かわからないNHKや、朝日新聞。
最近朝日と歩調を合わせた渡辺新聞(俗名:読売新聞)などが、報道するところによると、南朝鮮(自称:韓国 国際的にはSouth Korea)の大統領と北朝鮮の首領様は平壌で共同文書に調印したそうだ。

その共同声明に盛り込まれているのが冒頭の二つの言葉。

人道面の協力というのは、「人道的に特定の人だけに富がゆくようにすること」という意味なのか。
また「国際舞台での協力」というのは「国際舞台で協力し、憎き鬼畜の日本から金を毟り取ることなのか」定かではないが、ともかく北朝鮮が日本人や南朝鮮人、タイ人その他を拉致した事実にはまったく触れられていない。

2匹目のドジョウ的行動なので、二人にノーベル平和賞が送られることはないが、この意味のない共同宣言にイグノーベル平和賞を贈ってはいかがだろう。

ところで、多くの日本人は日本と自称韓国の条約では、朝鮮半島の正式政府は南側で、北側は国家として認められていることを全く知らない。
どういうわけかマスコミがこのあたりを隠して報道するので、知らないのだ。

「北は南の領土の一部に巣くっている「山賊」で、これを統治する責務を負うのは南である。」

というのが南側と我が国が結んでいる関係だ。
したがって国際的には、

「拉致問題も韓国の責任」
「麻薬の密輸も韓国の責任」
「北の国民の貧困や餓死も韓国の責任」
「偽ドル作りも韓国の責任」
「核問題も韓国の責任」

なのに、うやむやにしてしまっている。

こういう報道は食事時に流れる小林製薬のCMほどに不快である。
もっとまともなニュースはないのか、世の中は。


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ついにミャンマーの友人Tさんと連絡が取れなくなってしまった。
これは何も彼女がデモに参加して当局に拘束された、なんて恐ろしい話ではなく、昨日からミャンマーと外国を結ぶインターネットのラインが政府によって遮断されてしまったのだ。
したがって、唯一の連絡手段だった電子メールが使えなくなってしまった。

実はミャンマーの通信系インフラは様々だ。
通常インターネットは政府の管轄下にあり、日本の海を挟んで「大陸にいる迷惑な隣人」と同じく政府が検閲を行っており、認められているサイトしか繋がらない。
もっともこれも「大陸にいる迷惑な隣人」の国と同じく大部分はアクセス可能なのだが、例えば暫く前まで一般回線で「Yahoo JAPAN!」に接続できなかった。
で、一般回線以外でなら接続できるというのがこの国のすごいところで、闇回線が張り巡らされているのだという。

つまり政府がインターネットの回線を遮断しようが闇回線を使えば繋がるわけで、そこんところが中途半端というところだろう。
ただし、友人のTさんはこの回線を使えない。
彼女は私の他の女性の友人と同じように「勇気」があって「堂々」としていて「行動力」が備わっているが、これも他の友人と同じように「賢い」ので、闇のネットサーフィンを今現在、トライすることはないだろう。

また衛星放送が一般的なのでタイやインドの衛星から流れてくるCNNやBBC、ついでにNHKの放送も遮断することはできない。

正直言って、私は軍事政権はかなり真面目にやっていたと信じていた。
旅の途中でたまたま接した兵士などは礼儀正しく威圧的な感じがまったくしなかった。
ヤンゴンの中央市場で、
「写真を写してはイカン!」
と私に注意した地位のありそうな役人は叱るときは怖い表情だったが、すぐに笑顔になって立ち去った。

今回の事件を目にすると、この軍事政権はやはり倒さねばならないのだろうな、と思わざるを得ない。
自国民に対して銃口を向け引き金を引く軍隊は軍隊ではない。
「大陸の迷惑な隣人」にはポピュラーな軍閥か山賊の一種でしかない。

しかし、ミャンマーでは国軍が圧倒的な強さをもち、まともな人々が容易に政権を奪取することは困難だろう。

このように一般国民と比較して、あまりに大きな政治権力を打破する方法は一つしかないことを、悲しいことだが歴史は証明している。

クメールルージュの大圧政下、カンボジアの多くの人々の命を救ったのは隣国ベトナム軍よる侵攻とその後の占領だった。
旧ユーゴスラビアの対立を打破したのもNATO軍の武力だったし、遡れば朝鮮半島で李朝の無能と圧制と差別社会から人々を解放したのは皮肉なことに日韓併合だった。

ミャンマーの軍事政権を打破するには外国の力が必要なのかもわからない。

軍事政権の基礎を作ったのは我が日本。
その後始末をすることを考え、インド洋に展開している護衛艦を1隻エヤワディ川の河口にでも派遣してみてはどうだろう。

それにしてもTさん。
無事でいるだろうか...........。



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まずはじめにお断りしておきたいが、何度もこのブログに書いているように私がちょくちょく旅で訪れるミャンマーの国名はビルマではない。
ヤンゴンもラングーンではないし、軍政が無理やり作って変えた名前でもない。
国名や都市名について詳しい人に聞いてみると、ミャンマー人は昔から自分たちの国のことをミャンマーと呼び、ラングーンと呼ばれていた頃もヤンゴンと呼んでいたそうだ。
ちょうど日本人が外国人からはジャパンと呼ばれて、自分たちではニッポンと呼ぶのに良く似ている。

そしてここは資源の乏しい国でもない。
いくつかの鉱物資源を除き、その他は豊富な天然資源に恵まれている国なのだ。

当然、石油資源も有望視されており、日本がビルマ独立義勇軍を伴ってこの地域に侵攻するまで、石油精製施設なども稼働していた。
「日本が来るならぶっ潰せ」
ということで、エヤワディ川沿いにあった精製施設を破壊したのはイギリスだった。

戦後独立してから、国内の内乱や目茶苦茶な鎖国政策。それに加えて1980年代末からの人権問題にからんだ経済制裁のために石油精製施設の建設ができないでいる。
もちろん油田開発も止まったままだ。
もし仮に、経済制裁などなく、お隣のタイのような緩やかな「アジア的軍事政権」であったなら、きっと今回のように燃料費がいきなり5倍に値上がりしたり、争い事を起こしてはならないはずの僧侶たちがデモ行進をする必要もなかったに違いない。

以上、誤解が多いので書いてみた。

今日の産経新聞web版によると、ついに現地のヤンゴンとマンダレーという二大都市に夜間外出禁止令が発令されたのだという。

前首都のヤンゴンはミャンマー最大の都市であり、その人口はお隣タイの首都バンコクのそれと近く700万人とも800万人とも言われている。
そのヤンゴンはインフラの老朽化で夜はほとんど街灯もなく薄暗い。
街の中心、スーレーパゴダやオンサンマーケット付近でも頻繁に停電がある。

朝、日本を出発するとヤンゴンには現地時間の午後7時に到着するのだが、その後市内へ向かう車窓からの眺めがあまりに暗いので、初めて訪れた日本人は思いっきりびっくりすることになる。

しかしミャンマーは昔の日本に非常に似ており軍政に関係なく治安は良く、夜独り歩きしても他の東南アジアの国ほどの怖さはない。

その怖さのないヤンゴンで夜間外出禁止令。
タン・シェ率いる軍事政権もかなりびびっているのだろう。

ヤンゴン在住の邦人がインターネットに書き込みをしていたり、私の友人Tさんからもメールが届くことを思えば、報道されているほど緊張している様子は見当たらない。
前回の民主化運動の混乱の時と違うのは、ミャンマーもASEANに加盟し、先日新しい憲法ができ上がったばかりだという建前もあり、現在のパトロン「中国」の来年のイベントを抱えての牽制もあるからだろう。

国民の多くは極めて親日的な国柄で、温厚、誠実な国柄だけに、こんなネガティブなことで注目されずに、もっとポジティブかことで注目される国に変わって欲しいものだとつくづく考えてしまうミャンマー好きの日本人は私だけではないだろう。


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ミャンマーのトピックでブログを書いていたら「スーチーさん62歳の誕生日」という新聞記事が目にとまった。

ご存知、ミャンマーの民主化リーダー「アウンサン・スーチーさん」が監禁生活を続ける中、19日に62回目の誕生日を迎えたのだと云う。
ノーベル賞を受賞した経験もあるスーチーさん。
日本を含めて多くの旧西側の人々は「スーチーさんこそミャンマーの軍政を打ち破る希望の人」というイメージを持っているが、現実は複雑だ。

まずスーチーさんがイギリスの教育を受けていて、ミャンマー人としてのアイデンティティにいささか疑問のある人であることは決して報道されることはない。
スーチーさんは三才までミャンマーに住んでいたが、父アウンサン将軍が暗殺されてすぐに、当時の宗主国イギリスへ移り住んでいる。
教育はイギリスで受け、イギリスで育っている。
イギリス人の夫の仕事の関係で一時、大阪の高槻市に住んでいたこともあるが自国文化の影響よりも外国文化の影響の方が強い人なのだ。

実のことろ、スーチーさんが育ったこのイギリスこそがミャンマーの人々の最も毛嫌いする外国。
かつて百数十年にもわたり自分たちの国を侵略して多くの富を持ち去った当事者なのだ。
だからスーチーさんの発言は半分は正しいだろうが、イギリス人的民主主義を掲げられても素直に受け入れられないのが、この国の人々だ。
とりわけ為政者たちは好ましく思っていない。
ミャンマーは国土の中心部はいざ知らず、周辺部は植民地時代に英印政府が作り出し、そして残して去った民族問題が、いつ暴発するかも知れない火種を抱えたままの現在に至っている。
その原因を作り出した異民族の思考を受継ぐ人を簡単に受け入れなれないのも頷けるというものだ。

またスーチーさんの解放を声高に叫んでいるアメリカの行動もよろしくない。
この国は嫌がらせの意味も込めてか、スーチーさんの自宅近くに新しい大使館を建設中なのだ。
これは傍から見ていても不愉快な動きと思えるのだ。
アメリカの行動はスーチーさんの監禁を長期化こそさせるが、すぐに終らせる効果は望めない。
むしろその逆だと思わないのか、ジョージの国は。

そもそも、ミャンマーの民主化は非難して中国の民主化妨害を非難しないのは首を傾げる、
少なくともスーチーさんの政党NLDはちゃんとミャンマー国内に存在し、圧力を掛けられながらも合法的に活動しているのだ。
中国なんか選挙経験もなければ、共産党以外の政党も存在しない。

どっちをまずは非難すべきか、スーチーさんの名前を聞くたびに世界は腹黒いと思わざるを得ないのだ。

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ブログの写真を台北の写真に衣替えしたから、というのが理由じゃないが、今日の話題は免許証。

警察庁が提出していた「台湾国の運転免許証が、そのまま日本国内でも有効だよ」という法律が可決され、この9月から施行される運びになった。
台湾人は自国で自動車運転免許証を取得していれば、そのまま日本でも有効ということになる。
これに準じて、日本人も台湾では日本国内の免許証が有効になる予定だ。
まずはめでたしと言ったところか。

周知のように、台湾は国際的に国家として認められておらず国連にも加盟していない。
したがって、各種国際条約に加盟できないまま今日に至っており、アジアの経済大国(ミニ日本とも言う)台湾という国力の割には不利益な立場に立っているというのが実情だ。

たとえば、数年前のSARS騒ぎの時、台湾も感染者を出して随分とひどい目に遭ったが、悲しいかな隣国中国の邪魔しいのために世界保健機構(WHO)に加盟できておらず、国際的な援助を受けられずに苦労した。
このため日本政府は台湾のWHOをはじめとする国際機関加盟を支援しているが、中国という質より量のならず者のため、思うように進んでいないというのが実態だ。
いつも中韓には遠慮をする日本政府にしては、勇気のある行動だが、最後まで押し通せないところがケンカもできないお坊ちゃまの多い役人世界の弊害だろう。

で、外国はどうにもならないけれど、日本国内ならなんとかなるということで、条約に加盟できないことを理由に国際運転免許証を発行できない台湾に粋な計らいをしたというのが今回の法律だ。

しかし、ここで忘れてはならないのはパスポートの問題で、先年「台湾人は観光目的なら日本ヘの訪問にビザは要らないよ」と言ったのを、隣国ヤクザが「台湾はうちの一部だからうちの人々もノービザにしろ」と外務省を脅したことは記憶に新しい。
中国のご意見が自分の出世に影響すると勘違いしている外務省の中国学校出身者がいつものように勘違いし「中国人もノービザです」となって、多くの日本人が凶悪犯罪の犠牲になってしまったというのも周知のことだ。

今回の措置に対して、隣国ヤクザが再び同じことを言ってくるのは明らかだけど、ここでまたまた腰折れしてはエライことになる。
中国人が万が一事故を起こしたときは、逃亡かつ賠償しないことは明らかだ。

幸か不幸か我が国は今、台湾とは(正式な)国交もなく、チャイナスクールののさばる外務省とは直接の関係ない。
なんせ台北に日本の大使館はないし、東京に台湾の大使館もない。
こと運転免許証となれば、別の省庁の仕事になるわけで、大陸のヤクザが何と言おうと馬耳東風というところか。

それにしても、このまま中国がとやかく言って、台湾を国家として認めなければ、中国が台湾を侵略する前に、日本と台湾の間の国境が取り払われる、ってことにもなるかも分らない。
幸いにして、台湾は日本人が失った日本精神を温存している希有な国だし、もはや安倍晋三さんより李登輝さんのほうの支持率が高いくらいだから、次の宗主国がどっちになるかも分らない。(以上、悪い冗談)

ま、そんな極端なことはないだろうが、台湾の自動車運転免許証の日本国内有効措置は、東アジアにおける日本人の本音であることを大陸側はこの際真摯に理解すべきじゃないだろうか。

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クラスター爆弾というと、毎日新聞の五味元記者を思い出す。
イラク戦争に使われたクラスター爆弾を「記念の土産」として持ち帰ろうとした五味元記者は手荷物検査でひっかかった。
で、ひっかかっただけならな良かったのだが、検査官が検査した瞬間に爆弾が炸裂。
検査官は死亡した。

朝日新聞の記者だけではなく、毎日新聞の記者も「ただのアホ」ということを露呈した恥ずべき&悲しい事件だったが、解雇された五味記者はどうなったのかちょっと気になるところではある。

ところで、そのクラスター爆弾の禁止条約制定に向けた国際会議がノルウェーの首都オスロで開催され、このほどそれが閉会した。
クラスター爆弾の主な製造元であるアメリカやイギリス、中国、ロシアは不参加の、ほとんど意味のない会議だったが、マスコミは大きく記事で取り上げた。

それにしてもクラスター爆弾禁止にしろ、対人地雷禁止にしろおかしな法律を作ろうとする人たちがいるものだ。
この人たちの特徴は自分たちの主張していることが、
「特定の兵器は残酷だから使ってはいけないよ。でも残酷でない兵器はどんどん作って使うのもオーケーだ。」
という妙竹林なこととと、マスコミの皆さんは気付かないのか、無視しているのか。
どんな兵器でも他人を殺傷することを目的に作られているのだから、兵器の種類を限定して、
「残酷だから」
とか、
「危ないから」
というのは意味を成さないと私は思う。

確かに優秀な毎日新聞の記者が記念の土産として持ち変えるにはクラスター爆弾の不発弾はかなり危険だ。
クラスター爆弾の不発弾が、有名大学を卒業し、優秀な成績でメジャーな新聞の記者になったような、特別な人にも判別できない事実があるので、「危ないから、やめようね」というのは、分らなくもない。

しかし、こんな中途半端で論理に矛盾にある会議が「正義の会議」として国際的に認知されている事実のほうが、もっと危ないと思うのだが、世間のみんなはちょっと気付いていないのではあるまいか。

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(写真: 先週、ミャンマーで乗車したバスに搭載されていたDVDプレーヤーを写しました。メーカー名はSONYでもPioneerでもなく「Soneer」。もちろんMade in China。思わずひっくりがえりそうになったけれども、幸か不幸かリクライニングが故障していて、ひっくり返れませんでした。)

足元に置いてたバックを引ったくられても文句を言えないのはインド。
「路上に置かれていたものだから、落ちてるものと同じこと。私が拾って何が悪い?」
というのが、この国の価値観。

足元に置いているバッグを引ったくると日本はもちろんタイであろうがミャンマーであろうが犯罪になるのが一般的。
しかし、文化、宗教が変れば価値観そのものも変るもの。

犯罪者供給元としても名高い中国でも、足元に置いてある他人のものを引ったくれば犯罪だ。
ただし、「もの」であれば犯罪だが、「もの」じゃなければ犯罪にならないのがこの国の凄いところ。
特許、デザイン、アイデア、設計、販売方法、音楽、映画、マンガにPCプログラムと、形がなければコピーしまくり販売することは犯罪にならない。

そういう意味では、このGW、エキスポランドと並んで話題になった中国の首都、北京にある遊園地「石景山遊楽園」は、その中国思想を具現化した象徴的な存在と言えるだろう。

ミッキーマウス、ミニーマウスの模造キャラ。
キティーちゃんの模造キャラ。
撮影していたら「金をくれ」というディズニーキャラの模造品。
シュレックもどきにドラえもんもどき。

「どれも正当なオリジナルキャラです」
と宣う公園事務員は確信犯。
オリジナルキャラと主張する割に、日本のマスコミが大挙して訪れたら、慌てて「オリジナルキャラ」の撤去を始めた。

中国政府公認、4スターレベルの国営観光地。

中国ビジネスの真の姿が、ここにある。


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「死んでもらいやス」

なんて啖呵を切ってドスをドスンと畳に突き刺し、凄んでいるヤクザはすでに骨董品。
もし存在していたら、きっと国立博物館の展示ケースに飾られるか、東映太秦映画村のアトラクションで特別出演してるだろう。

ヤクザも様変わりして、今や気質のビジネスと変らないところまで進化しているという。

例えば、20年前にヒットした「唐獅子株式会社」なんて小説にもその兆候は現れていて、親分といわずに社長と呼び、子分と呼ばずに社員と呼ぶ。
まあ、ヤクザ組織も「株式会社」と言いたいのだろう。

この手の新型のヤクザの特徴は「紳士の顔」して「えげつない」ことを言うのが特徴で、猫なで声で相手を安心させて、言ってることは無茶ばかり。
脅し、恐喝、強盗、殺人、嘘、まやかし、詐欺、売春、誘拐、麻薬の密輸をはじめご禁制品の販売といったところか。

そういう猫なで声なヤクザで国際的に有名な国の首相が、今日、国会で演説した。
その人の名は温家宝。
中華人民共和国の首相だ。

で、やっぱり演説の内容は「日中友好を謳う」猫なで声で、中身は「歴史認識」「台湾独立阻止」のヤクザなセリフ。

ということで、今日は日本の国会で気質でないヤクザの親分が公式に演説した、初の記念すべき日となったのである。

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フセイン大統領に、
「あんたは死刑!」
と判決を下した判事が亡命した。

アブデル・ラーマン判事はクルド人。
大嫌いなフセイン大統領が犯罪人として捕まったので、おっと幸い、死刑判決を下した。
なんていってもフセイン大統領は在任中、化学兵器を使ってクルド人を虐殺したという人。
黙って許せるはずはない。
で、幸か不幸か己が担当したので、もちろん出した判決は「死刑」。

期待通り、国際社会公認の復讐劇を成し遂げたというわけだ。

その「正義の判事」が英国政府に亡命申請をしたらしい。
というのも、
「フセインの死刑判決のおかげで、自身や家族の命が狙われているから」
という恐怖心が亡命する決断を促したのだという。

そもそもフセイン元大統領に死刑判決を出したりしたらイラク国内のフセイン支持派から命を狙われることなど分っていたに違いない。
その危険を犯してわざわざ死刑判決をだしたのだから、ラーマン判事はリスクを覚悟していたと思うのは当然だ。

「たとえ殺されても、正義を貫かなければならないぞ」
という精神は、もし持っていたなら拍手喝采。
みんなで支持をしなければ、とうところだ。

しかし、これはサムライ精神、日本人の感覚だ。

「自分の出した決断には責任をとりなさい」

は、日本人のモラルでアラブのモラルでは決してない。
復讐するには手段を選ばないが、責任はとらないのが特徴なのだ。
これではまるで、どこかのお役人様とそっくりだ。

さんざん好き勝手に振る舞って、危なくなったら逃げ出すのは、大人のすることでは決してない。
そんなことをしたら、フセイン裁判は不当だったことを証明するようなものなのだ。

こんな単細胞頭脳の民族たちを援助するために日本人の命を捧げる必要はまったくなし。
クルド人裁判官の亡命は、中東政治の馬鹿馬鹿しさの象徴だと心得よう。

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