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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



フセイン大統領に、
「あんたは死刑!」
と判決を下した判事が亡命した。

アブデル・ラーマン判事はクルド人。
大嫌いなフセイン大統領が犯罪人として捕まったので、おっと幸い、死刑判決を下した。
なんていってもフセイン大統領は在任中、化学兵器を使ってクルド人を虐殺したという人。
黙って許せるはずはない。
で、幸か不幸か己が担当したので、もちろん出した判決は「死刑」。

期待通り、国際社会公認の復讐劇を成し遂げたというわけだ。

その「正義の判事」が英国政府に亡命申請をしたらしい。
というのも、
「フセインの死刑判決のおかげで、自身や家族の命が狙われているから」
という恐怖心が亡命する決断を促したのだという。

そもそもフセイン元大統領に死刑判決を出したりしたらイラク国内のフセイン支持派から命を狙われることなど分っていたに違いない。
その危険を犯してわざわざ死刑判決をだしたのだから、ラーマン判事はリスクを覚悟していたと思うのは当然だ。

「たとえ殺されても、正義を貫かなければならないぞ」
という精神は、もし持っていたなら拍手喝采。
みんなで支持をしなければ、とうところだ。

しかし、これはサムライ精神、日本人の感覚だ。

「自分の出した決断には責任をとりなさい」

は、日本人のモラルでアラブのモラルでは決してない。
復讐するには手段を選ばないが、責任はとらないのが特徴なのだ。
これではまるで、どこかのお役人様とそっくりだ。

さんざん好き勝手に振る舞って、危なくなったら逃げ出すのは、大人のすることでは決してない。
そんなことをしたら、フセイン裁判は不当だったことを証明するようなものなのだ。

こんな単細胞頭脳の民族たちを援助するために日本人の命を捧げる必要はまったくなし。
クルド人裁判官の亡命は、中東政治の馬鹿馬鹿しさの象徴だと心得よう。

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