2日(水)。昨日の日経夕刊に「銀盤を彩る相棒 名曲は高得点への近道?」という見出しの記事が載っていました フィギュアスケートで使用されるクラシックやミュージカルの名曲が採点にどういう影響を与えるかを考察した記事です
超略すると以下の通りです
「フィギュアスケートの演技の印象を大きく左右するのが使用曲のチョイスだ 2014年にシングルなどでボーカル曲が解禁されて選択肢は広がったが、時代を超えて使われる名曲は人気も根強い
定番になりやすいのはクラシックとミュージカル曲だ
荒川静香が金メダルを獲得した2006年トリノ五輪で演じたオペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」、14年ソチ五輪で浅田真央が使ったラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」はお馴染みのナンバーだ
定番曲のメリットはどこにあるのか
元・五輪男子代表の町田樹氏は『音楽のコンセプトや背景の物語をジャッジや観客がある程度理解している分、共感や感動を得られやすい』と語る
一方、定番曲を使うことにはリスクも伴う
観客が曲の世界観について予備知識をもち、数々の『名演』も存在するだけに期待値のハードルは自然と高くなる
審判も人間だ。国際スケート連盟技術委員の岡部由紀子さんは『まっさらな気持ちで採点しようとしても、人間なのでどうしても無意識に過去の同じ曲の演技と比べてしまう場合はある
』と認める」
上記の見解を踏まえて、記事は次のように結んでいます
「はまれば観客を巻き込み、爆発的な高得点が期待できる半面、新たな解釈が求められ、演技での減点リスクを増やしかねない定番曲は、もろ刃の剣といえる」
たかがフィギュアの使用曲、されどスケートの使用曲ですね
記事ではトップ選手が使用したクラシックの「定番曲」を紹介しています
〇ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」・・・浅田真央、伊藤みどり、高橋大輔
〇プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」・・・荒川静香、宇野昌磨
〇ビゼー:歌劇「カルメン」・・・浅田真央、安藤美姫、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
〇ラヴェル「ボレロ」・・・宇野昌磨、ミシェル・クワン(米国)、カロリーナ・コストナー(イタリア)
ストラヴィンスキーの「春の祭典」を使ったら、さぞかし滑りにくいだろうなぁ
ということで、わが家に来てから今日で3732日目を迎え、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルト総裁は31日、米トランプ政権が新たな関税発動を準備する中、「欧州は今、歴史的な岐路に立たされている。欧州は経済的な自立を強化すべきだ」と主張した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
気まぐれトランプに付き合ってたら ヨーロッパは原っぱになってしまう 賢明な状況判断だ!
昨日は真冬の寒さだったので、「キムチ鍋」にしました
〆はピザ用チーズを入れて「チーズ・リゾット」にしました
どちらも美味しく、身体が温まりました
昨日、TOHOシネマズ池袋でポン・ジュノ監督による2025年製作アメリカ映画「ミッキー17」(137分)を観ました
失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキー(ロバート・パティンソン)は、何度でも生まれ変われる”夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう しかし、彼は”エクスペンダブル”と呼ばれる使い捨て労働者で、その内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生きることを繰り返す苛酷なものだった
植民地である氷と雪の惑星二フルヘイムに着いた彼は「ミッキー17」で、文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送っていた
ある日、手違いによりミッキーの前に彼自身のコピー(ミッキー18)が同時に現れたことから、彼は反撃に出る
この映画は「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作に描いたSFエンタメ映画です
「パラサイト」でも見られた「社会の階級格差」の問題が、この作品にも表れています 植民地「惑星二フルヘイム」では指導者が独裁者となり支配します
この惑星では巨大なダンゴムシのような奇形な生物「クリーパー」が繁殖しています 宮崎俊の「風の谷のナウシカ」に同じような生物が出てきたような気がします
ところが彼らは奇形な生物には似合わず、人間が開発した「翻訳機」を通して会話すると、高い知能や豊かな感情を持っていることが分かります
独裁者たちはクリーパーを気味悪がって殺そうとしますが、ミッキー17は彼らと会話することにより、クリーパーを殺さず、同時に惑星に派遣された人間たちの命を救うことになります
17回も死んでは生き返ったミッキーは、周囲の人間から「死んだ時の気分はどうだった?」と訊かれますが、彼は「何度死んでも、不安だし怖い」と答えます 死ぬのに慣れたミッキーでさえも死は不安だし、怖いのだから、普通の人間はなおさらです
ところで、いつものように自動発券機でシニア料金1300円を入れたのですが、チケットを買うことができません 表示をよく見たら通常の料金に、「スクリーンX」(+700円)と「ドルビー・アトモス」(+200円)の料金が加算されることが分かりました
この作品は2つのスクリーンで上映されており、「スクリーン4」は8:35開始の部、15:50開始の部の2回、「スクリーン10」は11:00開始の部の1回となっています
私は時間の関係で「スクリーン10」を選んだのですが、これが追加料金対象の上映だったのです
「スクリーンX」は正面のスクリーンに加え両側面(壁面)にも映像が投影され、270度の視界で観ることが出来るシステムです
また「ドルビー・アトモス」はサラウンド音声が飛躍的に進化したシステムです
初めて経験しましたが、確かに迫力満点で、画面とサウンドに囲まれて観ているように感じました
しかし、900円も払ってまで観ようとは思いません
開始時間さえ都合が良ければ通常のシステムで十分だと思いました