21日(月・祝).わが家に来てから346日目を迎え,最近オヤツを食べ終わると自分のゲージに戻って休むことが多くなったモコタロです
食後のひと休みだよ 引きこもりじゃないから心配しないでね
閑話休題
昨日,久しぶりに飯田橋のギンレイホールに行って映画の2本立てを観ました 1本目はウディ・アレン監督の「マジック・イン・ムーンライト」で,もう1本はイニャリトゥ監督の「バードマン」です
今日は2014年アメリカ・イギリス合作映画「マジック・イン・ムーンライト」について書きます
「超能力を信じない皮肉屋のイギリス人マジシャン,スタンリー(コリン・ファース)は,ある大富豪をとりこにしているアメリカ人女性占い師の正体を暴いて欲しいと頼まれる イカサマ占い師のトリックを見破ってやろうと意気込んで南フランスの富豪の家を訪ねると,占い師のソフィー(エマ・ストーン)が次々と自分の秘密を言い当てるので彼女の透視能力に驚く
それまで魔法や超能力を信じなかったスタンリーは遂に脱帽し人生観を覆される.その上,明るく容姿端麗な彼女にいつしか魅かれていき,ついに結婚を申し込むまでに至る
しかし,彼女の愛を勝ち取るには大富豪のライバルが立ちはだかっていた
」
映画の終盤で,疑り深いスタンリーも遂にソフィーの美貌と透視能力に屈したか,と思いきや,ウディ・アレンはそんなに単純ではありません 最後の最後にありました,どんでん返しが.いったいどんなマジックがあったのか
さて,私が映画を観て気になるのは,どういう音楽が使われているかです まず,映画の冒頭シーンからウディ・アレンはクラシック音楽を3曲続けて使っています
スタンリーが中国人奇術師ウェイ・リン・スーとして登場,ステージ上で巨大な象を消したり,自分自身が瞬間移動したり,箱の中の美女を半分に切断したりしますが,その時に流れていたのが,ストラヴィンスキーの「春の祭典」であり,ラヴェルの「ボレロ」であり,ベートーヴェンの交響曲第9番の第2楽章「スケルツォ」だったのです
このうち「スケルツォ」だけが,後でスタンリーが寝付けないシーンで流れます.この音楽は,この間観た同じ監督の映画でも使われていました.よほど好きなのでしょう
また,スタンリーとソフィーが郊外をドライブするシーンで,スタンリーがソフィーに「僕はベートーヴェンの(交響曲)第7番が好きだ.君はベートーヴェンの弦楽四重奏曲を聴くと良い,そう,第15番と第16番が良い」と語ります これはアレン監督が自分の趣味をスタンリーに言わせているのでしょう
楽しいロマンティック・コメディとしてお薦めします
も一度,閑話休題
今日も格安のコンサートをご紹介します.1枚目は映画で使われているクラシック音楽を特集した「シネマ・セレナーデ」です 入場料は全自由席で1,000円.私はこの日2つのコンサートをハシゴするので残念ながら聴きに行けません
次は「秋の夜コンサート」です.ピアノ独奏によりモーツアルトやラフマニノフなどが演奏されます ソリストは高橋優介君とアヴェ・マリア・・・・安部まりあさんです.入場料は全自由席で500円.気軽にクラシックを聴くのには良いかもしれません
よい子は早めに並んでよい席を取りましょうね