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WXⅢ 機動警察パトレイバー

2015年05月18日 14時45分52秒 | Weblog
機動警察パトレイバー 最新作実写版が劇場公開されいているが、ぼくはまだ映画第3弾を見ていなかったので先日借りてみた。

劇場版パトレイバー10年ぶりの最新作として’02年に公開された今作は、ゆうきまさみ氏原作のコミックスシリーズの一編、「廃棄物13号」を原作として、怪生物事件が主となっている。
前作、前前作とは異なり、第2小隊員達が主役ではなく、怪物によるレイバー襲撃事件を追う二人の刑事と、訳ありで怪物を生み出してしまう女科学者が主役となっている。その点は少し異質な作品だった。
パトレイバーというと押井守監督の印象が強いが、今作は高山文彦監督が総指揮をとっている。

最後はイングラムと怪物が戦って、怪物は撃退されるのであるが、レイバーの登場シーンは少なめに設定されていた。ストーリーの主軸はあくまで事件を追う刑事と、怪物を生み出してしまう女科学者になっていて、ラストは全く救いのない哀しい展開であった。

この作品で制作者が伝えたかった事は何か、理解するには、また見返す必要があるかな。前作もそうだったが結構難しい概要だったので、この作品の真意を理解するのは時間がかかるかもしれない。

劇場公開中の最新作は、映画第2段「機動警察パトレイバー2 the movie」からのストーリーらしいので、劇場へ行く前に2を再度見ようと借りてきています。これは特筆すべき特徴があるので、後日また書きたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=UAhftSh_IFA
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4 コメント

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ご覧になりましたか (雷蔵)
2015-05-18 20:01:18
ホラーとサスペンスを追いかけていく軸は、コミカライス版と異なる奥行きがあって、それは悪くはないと思っています。
だけど、怪物が成長してあれだけグロテスクな姿になってしまう部分をそこまでドぎつくやる必要があったか。やるのは致し方ないとして、着込んだレイバーの外板が剥離したら巨乳という絵的な描写は、嫌悪感しか残らなかったですよ。
その描写があってこそ「西脇は娘であったはずのものを再び失う」という悲哀につながるのはわかるんですが、そこをうまくやるのも演出の仕事だろうと。
まあ良くも悪くもとり・みきテイストにあふれています。でも、NEXTを見終えた今考えると、新しいものをきちんと作ろうとしているんですよねえ。
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Re:ご覧になりましたか (通りすがりの正義の味方(制作管理者))
2015-05-20 12:53:34
鑑賞するのが、公開してから十数年後になってしまいました。

人間が怪物に捕食される等、かなり凄惨な場面もありました。あの怪物の乳房は、何を物語っていたのでしょうか。少女のガン細胞が組み込まれている事かな。人間の細胞が怪物に入っているというのは、ビオランテみたいですね。

前作の様な哲学というか、制作者の思考的なものは感じなかったですが、このパトレイバー3で制作者が伝えたかった事は何でしょうね。それとも単にホラー、サスペンス映画として制作されたものかな。

現在パトレイバー2を三度レンタルしています。月末の多忙期が過ぎたら、劇場の最新作を見に行こうと思っています。
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ひとつにはね (雷蔵)
2015-05-20 21:18:31
「レギオン襲来」の脚本が、市民の味方な自衛隊を描いたので、パト3ではその逆を描きたいと、とり・みきさんが語っていたことがあります。
その辺はあまり重視されなかったみたいですが、人のエゴの醜さやら執念深さについて展開した感があります。
VSビオランテで、ヒト遺伝子が入ったからと言って、そっち方面のグロをやることはしなかった。
それはある意味畏怖と良心だと思います。
そのデリカシーがこの映画には欠落していたのが残念なのよ。

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Re:ひとつにはね (通りすがりの正義の味方(制作管理者))
2015-05-23 19:58:05
やはりホラー・サスペンス色を濃く制作したのでしょうかね。

自衛隊が市民の敵、まあ自衛隊内部にも悪党はいるでしょうね。警察だって同じですから。

この作品も、少し難しい内容でした。またの機会に再度見返して、理解できればと思います。
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