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痴漢冤罪 県職員に無罪判決(埼玉県)

2010年06月27日 21時18分47秒 | Weblog
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000029-mai-soci

電車内で痴漢行為をしたとして逮捕されていた埼玉県職員に、さいたま地裁は無罪の判決を言い渡した。
これは被害者の衣服から、この県職員の汗、皮脂等が検出されず、証拠が全くないという見解であった。「疑わしきは被告人の利益に」の原則が守れた形と思われる。

以前にも書いたが、この冤罪は切実きわまる問題だ。とかく痴漢事件の場合は被害者の主張のみが受理され、被疑者がいくら無実を主張しても聞いてもらえず、無理矢理犯人にされてしまう傾向があった。

この問題が表面化してもう十年近くになる。近年映画「それでもボクはやってない」が公開され、この問題に関する世間の認知度が飛躍的に高まったのは喜ばしいことだ。

このような現実の中で、我々は常にどうあるべきか、現段階で我々がするべき事は何か。

現段階ではまず、最悪このようなトラブルに巻き込まれてしまった場合、もしも家族や親族が巻き込まれ、逮捕されるという事態に陥った場合の対策を講じて周知するべきだ。

まず、同行を求められた時は「準備をしなくてはならないので、事情は彼女から聞いてほしい。自分は弁護士に相談する」と言って立ち去る。そして当番弁護士を呼び(初回は無料)弁護士の指示を仰ぐこと。
最悪警察まで行ってしまった場合は、「当番弁護士を読んでほしい、事情聴取は弁護士立会いの下でお願いする」と言って黙秘してください。事情聴取を受ける際は必ず弁護士に同席してもらって下さい。

日弁連:http://www.nichibenren.or.jp/
逮捕されたとき:http://www.nichibenren.or.jp/ja/legal_aid/on-duty_lawyer/index.html

もしもご家族、ご親族が突然逮捕された場合も、この当番弁護士を呼び、即時に弁護士の介入を依頼してください。
この当番弁護士制度は、必ず知っていてください。

以前の報道では、ただ「難しい問題だ」とか「気をつけよう」のみで終了されてしまう傾向があったが、最近はどうなのであろうか。改善され、きちんと対策が紹介されるようになっていると良いのであるが…。

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