TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2013.04.19~20 “金毘羅歌舞伎 5”

2013-05-14 21:18:51 | 徒然なるままに

〈2013.04.20 sat〉
09:00 朝食後ロビーでコーヒー
    ホテル チェックアウト

    ホテルに荷物預ける
10:00 金丸座
11:00 四国こんぴら歌舞伎大芝居
    市川亀治郎改め 四代目市川猿之助襲名披露
       第一部 開演
14:20 終演
14:48 JR 琴平 発 特急南風16号 乗車
15:41 JR 岡山 着
15:54 JR 岡山 発 新幹線さくら558号 新大阪行 ※23番線
16:44 JR 新大阪 着


第二十九回 四国こんぴら歌舞伎大芝居
市川亀治郎改め 四代目市川猿之助襲名披露

第一部
一、鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
菊地半九郎   片岡愛之助
遊女お染    市川春 猿
同お花     市川笑三郎
父与兵衛    市川寿 猿
坂田源三郎   市川猿 弥
坂田市之助   市川右 近

二、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

川連法眼館の場
市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  
        亀治郎改め市川猿之助
源義経     片岡愛之助
駿河次郎    市川月乃助
亀井六郎    市川弘太郎
飛鳥      坂東竹三郎
川連法眼    市川寿 猿
静御前     片岡秀太郎

第二部
一、銘作左小刀 京人形(きょうにんぎょう)
左甚五郎    市川右 近
女房おとく   市川笑三郎
奴照平     市川月乃助
栗山大蔵    市川弘太郎
娘おみつ実は井筒姫
        市川春 猿
京人形の精   市川笑 也

二、四代目市川猿之助襲名披露 口上(こうじょう)
亀治郎改め市川猿之助
幹部俳優出演

三、三代猿之助四十八撰の内 奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
袖萩祭文
袖萩/安倍貞任 亀治郎改め市川猿之助
八幡太郎義家  市川門之助
平杖直方   市川猿 弥
妻浜夕     坂東竹三郎
安倍宗任    片岡愛之助

◆みどころ
第一部
一、鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
将軍徳川家光に従って上洛した旗本菊地半九郎は、祇園の若松屋抱えの遊女お染と恋仲になる。
やがて江戸へ帰ることが決まり、お染を身請けしようと考えていた半九郎が、些細なことから
朋輩の市之助の弟源三郎と争いになり、激しい斬り合いの末殺害。
進退窮まった半九郎はお染と共に死を決意し、春の晴れ着を死装束に鳥辺山へと向かう。
 
二、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  川連法眼館の場
川連法眼に匿われている源義経のもとへやってきた佐藤忠信に、義経が伏見で託した静御前の
ことを
訊ねねが、忠信は覚えがない様子。
義経が不審に思うところ、静御前と忠信の参上が告げられる。
ひとり現れた静御前は、自分の供をしていた忠信と、目の前の忠信の様子が違うと言い、
義経は静御前にもうひとりの忠信の詮議を命じる。
初音の鼓を打つと姿を現した忠信に、静御前が斬りかかると...。
「川連法眼館の場」は、義太夫狂言の三大名作のひとつ『義経千本桜』の四段目の切にあたる
ことから、
通称「四の切」と呼ばれている。
初音の鼓を慕う仔狐の姿に、人間の親子の情愛を重ねて描き出した名場面を、
猿之助が澤瀉屋型ならではの数々の仕掛けや早替り、宙乗り狐六法などケレン味溢れる演出で
楽しませてくれる。

 
第二部
一、銘作左小刀 京人形(きょうにんぎょう)
名匠左甚五郎は、廓で見初めた太夫が忘れられず、太夫に生き写しの人形を彫り上げる。
太夫を身請けした気で人形を相手に酒を飲み始めると、不思議なことに人形が動き出す。
人形はその
美しい姿に似ず、男のように動くので、甚五郎が鏡を人形の懐に入れると、
たちまち生きた太夫のごとく女らしくなり、喜んだ甚五郎は人形を相手に太夫を見初めた
日の様子を語る。

そこへ、家で匿っていた主家の息女井筒姫に追手たちが迫るが、
甚五郎は右腕を斬りつけられたにも
かかわらず、左手一本で追手を追い散らす。
 
二、四代目市川猿之助襲名披露 口上(こうじょう)
新たに誕生した四代目猿之助がお披露目のご挨拶。
 
三、三代猿之助四十八撰の内 奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
  袖萩祭文
帝の弟、環宮が何者かに誘拐された。
世話をする仗直方は責任を問われ、期日までに宮を救出できないと切腹しなければならず、
期日になっても行方は分からない。
宮のいない御殿にいる仗のもとに、帝からの使いとして桂中納言がやって来て、
仗はそれとなく切腹するよう勧められる。
そこへ仗の娘袖萩がやって来ます。
袖萩は親の反対を押し切って浪人と駆け落ちしたため、勘当されていたが、
父親の危機を耳にして、心配のあまり駆けつけた。
結婚した浪人と別れ、盲目となった袖萩は、娘のお君とともに物乞いとなり、
祭文を語って暮らしている。

袖萩の母浜夕は、娘を哀れに思い祭文を語るように促す。
袖萩は祭文にことを寄せ、親不孝を詫び、哀しい今の身の上を語り、
さらに娘の姿を一目見せたいと伝える...。

『奥州安達原』は、前九年の役で八幡太郎義家に敗れた奥州の安倍一族が、
復讐を図るという内容のお芝居。

全五段の長編。中でもこの三段目が『袖萩祭文』としてよく知られている。
降りしきる雪の中、盲目となった袖萩が三味線を弾きながら、身の上を語るこの場面は、
文楽、大歌舞伎はもとより
地芝居などでもしばしば上演される。
今回の上演では、猿之助が袖萩と安倍貞任の二役を演じるのが話題です。
哀れな袖萩と、最初は公家の姿で現れ、謀反人の正体をあらわす貞任の勇壮な姿が注目。
(歌舞伎美人HPより)


四国こんぴら歌舞伎大芝居第一部開演は11:00
まだ1時間程時間があるのに金丸座までの道路は既に行列






“金丸座”


 
〈鳥辺山心中〉       〈三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜〉
 
〈銘作左小刀 京人形〉    〈四代目市川猿之助襲名披露 口上〉
 
〈三代猿之助四十八撰の内 奥州安達原〉  

























最前列上手の席「い-壱」
仮花道の隣






桝席にこの座布団が5枚ずつ並べてある
このまま座ると腰が痛くなるので
くるくる畳んで高さを作りその上にお尻を置くように座ると◎










お弁当は金丸座の出店で購入







いよいよ猿之助さんの登場
祝幕by福山雅治presents















国の重要文化財の指定を受ける金丸座は約730席
ひとつの桝席に5名が座り、平場に張り巡らされている木の上を移動する。
コンパクトな会場には役者と観客との距離が全く感じられない。
舞台と客席との距離が無い

「い-壱」の前は直ぐ舞台
欲を言えばもう少し中央寄りなら良かった
それでも充分いえいえ十二分に楽しんだ
猿之助さんが目の前で演技
付け打ちさんの鳴らす拍子木の音が目の前で響く

「四の切」で宙乗りを披露する猿之助さんを
「かけすじ」の上で二人の黒子さんがそろそろと移動させる
忠信が鼓を持ち喜びを全身で表現する宙乗りを支える、二人の黒子さんの緊張感が
天井から伝わってくる。
「かけすじ」の長さは17m(舞台から向う桟敷)、花道からの高さは約5m幅は約60cm。
平場の天井には「ブドウ棚」
と呼ばれる竹格子が組まれ、花吹雪を飛ばしたり

天井から提灯や暗幕などを吊るす場合に使われる。
金比羅さんの御膝元というローカルな雰囲気も良く、
役者さん・裏方さん・お茶子さんetc.舞台に関わるスタッフさん達との距離が近い
歌舞伎座とは違う歌舞伎を楽しませていただき感激

終演後、生憎雨が降り出し、客待ちのタクシーに飛び乗りホテルに移動
ホテルに預けた荷物を受け取り、ホテルのバスで駅まで送っていただきました


 


香川県の特産品「しょうゆ豆」の広告が特急南風の車内に有りました。

帰路の新幹線も「さくら」で楽々

自分用に授かった“幸福の黄色いお守り
  


猿之助さん直筆サイン入り四の切DVD

“四国こんぴら歌舞伎大芝居”筋書き

金丸座で頂いた記念のうちわ



一泊二日で駆け足の旅行でしたが、
金刀比羅宮参拝
四国こんぴら大歌舞伎で四代目市川猿之助襲名披露公演「四の切」観劇
琴参閣でノンビリ温泉三昧
久々にy子さんとのオシャベリetc.
楽しい旅行で充電しました