『貨物鉄道博物館』 の最大の魅力は、実際に使用していた貨車の屋外展示。
間近で実物を見ることができます。
ピンクのジャケットの方々がボランティアさんです。
今日はクイズラリーの催しがあったのでもちろん参加、スタンプカードを貰い貨車見学へ。。。
貨車の前ではボランティアさんが待ち構え、それぞれの貨車の特長をクイズにして出題。
(内容はお楽しみ 結構トリビア~ンでした)
不正解でもスタンプは押してもらえますヨ。
39号 1898(明治31年)イギリスから輸入した機関車。
1966(昭和41年)まで使用されていたそうです。
ワラ21120と書かれた車両は、1934(昭和9年)製の「有蓋緩急車」。
貨物列車の最後尾に連結している車両です。
今日、説明を聞くまでは乗務員の休憩のためとばかり思っていましたが、(それも兼ねるが)
本当の重大な役目は。。。
列車の速度を落とす時に使用、この車両にブレーキが付いていて、この車両で減速の補助を
するのだそうです。
蒸気機関車やジーゼル機関の列車で使用(人が操作)、電車なら系統的に全車両に
ブレーキが利くので要らない。
タム2920 ガソリン専用タンク車 1931(昭和6年)から30年間使用していた。
15t積と可愛い。 (現在のタンク車は40t以上)
1930(昭和5年)製 石灰石運搬用ホッパ車。
ハンドルを回すと、側面の扉が開いて中身が落ちるようになっている。
橋のような形の車両。
シキ160形式 130トン積吊掛式大物車といい 製作は1955(昭和30年)
大型の機械(大型変圧器)の運搬に用いられていたそうです。
この橋のような物が二分割して、その間に大きな機械を挟んで運ぶのだそうです。
現存する吊掛式大物車では国内最古のため、2010年に国立科学博物館から
「重要科学技術史資料」に認定されたそうです。
2002年まで現役。
1957(昭和32年)製
貨車入換え用ディーゼル機関車。
手動ポイント。 人生の岐路に立つ
これも貨車。
1931(昭和6年) 旧日本陸軍が戦地で使用するために製造したもの。
現地の軌道(軌間)に対応できる仕組みになっている。
戦争の生き証人、戦後は保線用に使用されました。
ト1型15号 木造無蓋車。
1912(大正元年)製
タム8000型 1962(昭和37年)製 2003年まで使用。
15t積み 過酸化水素専用タンク車 アルミ製
四日市の化学製品を全国に届けていた。
他にも、まだ展示車両はありますが、塗装や板の張り替えなどの補修中でした。。
ボランティア活動によって維持されてるそうです。
クイズラリー完了! 参加賞に絵葉書を頂きました。 ↓
39号で サンキュー!
今日の記念に。。。 鉄道貨物の歴史や博物館活動を記録したDVDを購入。
昔は長~い貨物列車が走っていて よく数を数えたな~ 何故か胸がときめくあの鉄音、
最後に残るコトンの音が 夕暮れ時なら 胸キュンでした。
昔は鉄道(貨物)が見えるところに住んでいたから、尚のこと懐かしい。
今は長くてもコンテナ貨物ばかりなので、趣は無くなってしまいました。。
貨車をこんなに近くで見たのは初めて。
客車も色やデザインなどそれぞれに特徴があって面白いけど、貨車は時代を背負って
来た生活感とか、いろんな知恵が詰まっていて味わい深いものがあります。
日本の高度成長を支えてきた鉄道輸送、その歴史をいつまでも形として残しておいて
ほしいですね。
NPO法人貨物鉄道博物館に携わる方々、ボランティアさん達の熱意に敬意を表します。
次回の開館日は 平成23年4月3日(日)