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大鷲院の磨崖仏

2012年05月27日 | 歴史的建造物・史跡

豊田市新盛町の大鷲院に行ってきました。

足助から5㎞ほど稲武方面に向かったところに看板があります。 

扶桑山 大鷲院(だいじゅういん) と言い、曹洞宗のお寺で裏山にある磨崖仏が有名。

総欅造りの山門には、山岡鉄舟の筆による「正法」の額があります。

山門を潜ると、石碑が到る所に立っていて、古そうなものは達筆過ぎて読めませんが

新しいものは、いろいろタメになる言葉が刻まれていて、それを一つ一つ確かめながら

歩くのも楽しみの一つだと思います。 

参道はモミジのトンネルになっていて、かなりの巨木ばかり 紅葉の時期が楽しみ。  

本堂は比較的新しい。

安全祈願のお参りを済ませて、裏山の磨崖仏拝観へ。。 

散策コースは山頂までの登りが約20分、下りが15分くらい。 

順路のいたる所の岩に、仏様が彫刻されています。

昔は修業の場ともなっていて、岩をよじ登る業などが行われていたそうです。 

役行者(えんのぎょうじゃ)像。

7世紀後半の山岳修行の開祖、厳しい修験道のシンボル=このお寺の理念が

伺えます。

どれくらいの樹高があるのか。

ちょうど登山道のすぐ脇にあるので、下から見上げるだけなのでわからないけど

迫力満点の巨大な樅の木です。 

いつからここにあるのか、どこから転がって来たのか。。 単独の大きな怪石がごろごろ。

ここにも仏像が彫られています。 

三重県の石山観音のような、大物の磨崖仏は一つもありませんが、その数が多い。

弘法大師が88体 観音様が~100体 ほどあるそうです。

彫られた時期は明治初~中期頃。 

山頂近くにある八丈岩。

化猫伝説がある大きな岩塊で、いかにもという感じの、パワーが来ている場所です。 

海抜500mの山頂、見通しはきかないが、木漏れ日が幻想的。 

ここからは下り、滑り易いので慎重に下る。

山頂付近は巨岩怪石がごろごろ

帰りのコースは、磨崖仏は少ないです。

無事に降りてきました。

横から見るとお寺の石垣も凄い立派、お城の石垣のようです。

この石垣工事を文化13年(1816)大飢饉の際に難民救済のため、人夫賃を寺の米で

支給する目的で造ったそうです。  

 

(注意)

コースは未舗装で急斜面の上、落ち葉が堆積していて滑り易く、また、断崖になって

いるところも数ヶ所ありますので心して歩く必要があります。

(サンダルでは無理です)

あと、山全体が昼なお暗い感じなので、夕方日没近くには入山しない方が賢明です。

 

 


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