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ハポン劇場姥捨

2010年05月13日 | 舞台
原智彦さんのハポン劇場「姥捨」を見てきました。

鶴舞高架下のライブハウス  K.D JAPON の扉を開けたらこんなになっていました。



空間美術家の「岡部玄」さんの流木アート、不揃いの流木を組み合わせた妖しいドームが「姥捨」の舞台。



2階席から見たらこんなふう



舞台と会場の広さはこれだけですが、この空間に幻想的な原さんの世界が広がります。



壁を彩る青系のアートは、よくよく見ると 「流ビーチサンダル」


さて、芝居の中身は

原さん扮する老婆。。  老いた老婆が山に捨てられる、息子、孫娘との最後の別れ。。

どうにもならない定め、悲しく切ない話を、原さんのスローなマイムや、無邪気な孫娘(夕沈)

との絶妙な掛け合い、夕沈の全身全霊で表現するダンス、息子(野畑さん)の噺、大脇薫さんの

ソプラノで表現。

知久寿焼の心をゆさぶる「妙」なる音楽が流れ、視覚的にも光の加減で流木ドームが、色々な

表情を見せてくれます。


見せ場は、原さんの「力技」的クライマックス、60過ぎてここまでやるか、自分の表現のために。。

凄いです。 感動しました。


「能面」のシーンは 無表情の面が何かを語っている。。。

見る人それぞれに感じていることが違うのか、それとも 皆、同じ思いなのか。。

私は、無常観を感じました。


舞台はあと4回  15(土) 16(日) 17(月) 18(火) です。


詳細は「原智彦さんのHP」を参照してください。


6月には、岐阜県白川町で屋外公演「山の天然劇場」 6/5・ 6/6・ 6/12・ 6/13

7月には「姥捨」の海外公演(インドネシア)、12月には名古屋能楽堂で「パンク歌舞伎」

を予定しているなど、これから先の原さんのエネルギッシュな活動から目が離せません。


楽しみにしていますよ。


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